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from: 弾き語りストさん
2011年10月25日 12時46分09秒
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驚きのすべすべアコギ生活…Fast Fretとは
★弾き語りストです。
アコギの使用弦を少しでも長持ちさせようと、
Planet Wavesの「string cleaner」を使ってきた。
安いけど一応「Phospher bronze弦」である、
made in Chinaのアコギ弦(1セット:200円)を、普段は使ってはいるものの、
さすがに手持ちのアコギが13本にもなると、消耗品とはいえ、弦代もバカにならない。
ならばと、小市民的発想で、弦の交換時期を延ばす作戦にでる。
弾き終わったら、先の「string cleaner」を化粧用のパフにチョンチョンと点滴して、
それで弦をさっさっかとこしくってから、アコギをハードケースにしまっている。
これで弦の寿命がなんぼか延びるかって?
わからん。気休めかもしらんが、やらんよりやる方が、という程度の打算。
最近、ようやくというか、なぜ今頃!と自虐しつつ、
「指板潤滑剤(弦潤滑剤」)」を使い始めた。
指板潤滑剤は指板というよりも、弦と指の抵抗をすべすべにする弦潤滑剤だ。
スプレー式が一本400円〜700円くらい。
けっして、安くはない。かつ、使用者の口コミでもあれこれデメリットも散見される。
いわく、あれを毎度、弦・指板・Neckに向けて噴射し続けていると、
フレットと指板に隙間ができる。指板に潤滑剤のオイル分が染みこみ悪影響が出る。
かつ、Neckにも悪いし身体にも悪い…などなど。
そんなこんなで、
ひところは、有名な防錆コーティング弦、そう、かの「Elixir(エリクサー)」を、
Netオークションでせっせっと見つけては、少しでも安い出物のがあるとすかさず入札。
手持ちのアコギのちょっといいヤツにはそれを張ってLiveに出たりした。
たしかに、Elixirは運指がスムーズだし、弦のへたれを先送りして、長持ちがする。
が、いかんせん割高。Netオークションでも1セット1,300〜1,600円くらいもする。
しがない小市民のサラリーマンには、痛い。
いきおい、
そこそこ値段のアコギたちにはElixirはあてがえず、
これまたNetオークションで、せっせっと働きアリのように探し集めた、
made in Chinaや普通のMartin弦を張ることになる。
当然、それらは「string cleaner」ではElixirのスムーズさが出ない。
そんなある日、指板潤滑剤(Finger Easeが有名)の使い方で、いいことを知る。
なんのことはない、スプレーを指板や弦に直接噴射しないで、
いったん何らかの布に噴射してから、それで弦を拭けばいいじゃん。
という、「いいじゃん系」のアドバイスである。
なぁ〜る。
そりゃそうだ。だてんで、さっそく近所のリサイクルショップで
一本400円のスプレー式指板潤滑剤を買うてきて、布にちょこっと噴射してから弦を拭いてみた。
おおー、(直接噴射よりツルツル感は落ちるが)これで十分じゃんか、
という「じゃんか系」の納得感である。
これなら、直接噴射で指板を傷めることもないし、かつ噴射量を節約できる。
せこい話だが、アマチュアのアコギ弾きにとって、
アコギにかかるランニングコスト低減は至上命題なのだ。
以来、ライブ前にはこの方式でスムーズフィンガリングに対応してきた。
ところが、Net社会の情報深度とは恐ろしく深く広いもので、
その「じゃんか系」の納得感をさらに「そげなモノがあったんか」という
「あったんか系」の驚きに倍加させるようなシロモノを見つけた。
それが、※写真の「ghs Fast Fret」だ。
Fast Fret=〝早い、フレット〟。実にストレートなネーミング。
スプレー式の弦潤滑剤ではない〝塗布式〟の潤滑剤なのだ。
使い方は、簡単…らしい(まだ、これを書く時点で未使用)。
木製の取っ手を持って、円筒状の白い刷毛部分を、軽く弦にあてて、
やさしくすっーと滑らすだけ。
使用者の口コミによれば、嫌な匂いもなく、
潤滑効果も、スプレー式のフィンガーイースほどツルツルにはならないが、
ほどよいスムーズさで快適だとか。
もし、滑りすぎると感じたら、写真にある付属の布で軽く拭けばいいんだそうだ。
使用者の中には、一カ月くらいずっと使っている人もいて、
経済面でも、スプレー式よりコスパがいいらしい。
前述のように、
こういう「指板(弦)潤滑剤」の使用には、アコギ弾きの間でも賛否がある。
曰く、「潤滑剤なんて使わないでガシガシ弾けばいいんだ」「錆びる前に弦を取り換えろ」
「スプレー式はアコギにも人体にも住宅にも悪影響がある」「ツルツル滑るから上手くなった気になるだけだ」…
云々…。ま、人それぞれなんだが。
でも、潤滑剤を使った方がたしかに運指はスムーズだし、弾きやすいのは確かだ。
弦高設定値だって、高いのを我慢して弾くより、
6弦12フレットで2.5mm以下に設定するほうが、ストレスなく上達できる。
自分もそうだが、
たとえ200円くらいの安い弦でも、少しでも長く新品の〝鳴り〟を持たせる、
あるいは〝我慢できるギリギリ〟まで張り替えずにいきたいと思っている。
かつ、それがサビや汗や油で弾きずらくならずに、長く持つなら嬉しいしトクした気分になる。
その点、スプレー式にしろ塗布式にしろ「弦潤滑剤」は、
弾きやすさと弦寿命延命の一石二鳥グッズなのだ。
普段の練習前には、スプレー式を布にシュッとして弦に擦りつけ、
Liveの前には、出がけに塗布式を軽く塗ってから出かける。
しばらくは自分の「弦ツルツル生活」はこの方式で行こうと思う。
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