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from: 弾き語りストさん
2012年01月31日 11時09分39秒
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【フニャフニャ言わないで、ばちっと白黒決めてもらいたい】
【フニャフニャ言わないで、ばちっと白黒決めてもらいたい】
★弾き語りストです。
犬派か猫派かの選択と、肉派か魚派かの選択、について考える。
犬も猫も好きですよとか、肉も魚も大好物ですよ、とかいう人より、
わしゃ幕府の犬より無党派の猫を断然好ましく思う。
血となり肉となるには肉を食らわねばいかん。
魚など食ろうていては人生の戦いには勝てん!などと、
とてもはっきりした嗜好で判断する方に、清き一票を投じたい。
だいたい、昨今「なんでもいいです」「どっちでもいいです」という、
煮え切らないフニャ○ン男や腐った男のような女がやたらと増殖してきたキライがある。
どっちでもいいと宣言しておきながら、いざどっちかを差し出すと、
そういう輩が何も文句を言わないためしがかつてあっただろうか。
…ぜったい、ないね、そーいうことは、口を極めてそう言いたい。
たとえば、
甘党ですという人間に、牡丹餅を渋茶とともに出してあげてみると、
「アンコは、ちょっと」とか「粒あんよりこしあんがいい」なんてことをほざいたりする。
甘党というからには、砂糖でも蜂蜜でも花梨等でも、
なんでもムシャムシャ虚心坦懐に食さなくては甘党党員の資格はく奪である。
たとえば、
ぽっちゃりが好きです、とかのセリフを口から吐き出したのなら、
見合いの相手が、デラックスだろうがマサ子だろうがダンプだろうが
一生添い遂げなくてはいけんのだ。
そうそう、
そういう極端なことになるから、最初からどっちつかずの返答を心がけてるんですよ。
…という意見も分からんでもないが、
そうならないためには、好みの内容をより詳細に噛み砕いて伝えてやればいいだけのことだ。
「わしゃ、甘党です。牡丹餅はだんぜん北海道・十勝産小豆使用の粒あんですね。キャラメルは歯の詰め物がとれるので、
食べません。水あめも同様です。汁粉よりは田舎ぜんざいです。ご飯に砂糖をかけるのも大好物でげす。
焼き鳥はイチゴジャムトッピングが定番ぜよ。珈琲には角砂糖ひとつと森進一も言うとりますのでその通りにしてます…」などと、
小一時間くらい語りまくればよいのだ。
犬猫は、その種類から生まれた国や場所、色・模様や年齢、○ンコの色合いの好みまで指定すればよいし、
結婚相手に至っては、最低でも100項目くらいの条件設定をしてから、コトに臨むべきだろう。
言葉を濁してあいまいな態度をRegularにしていると、痛い目に遭う。
寿司屋で「おまかせで」などといい振りこいてお勘定が十万円!
「アナタの好きにして」などとロマンチックを気取って浣腸プレーを強要される!
「よきにはからえ」と大物ぶったが最後、クーデターで亡命の憂き目に!
まだ、こんなのはいい方で、
すべてが相手の、それもたちの悪い極悪人の魔の手にかかると、
非業の最期を遂げてしまうというのも、あながち絵空事でなくなるから、世の中は恐ろしい。
どっちつかずの灰色な返事で為政者の追及を逃れて生き延びてきたような民族は、
とかく大陸育ちの野蛮人のように即決即効で物事を決めるのが苦手だ。
周囲に多いのが「いちおう」「ちょっと」を定冠詞のように多用する人。
謙虚さや奥ゆかしさや玉虫色を美徳とするのも場合によりけり。
ふごふごと、決定を躊躇っているうちにズドンと、どてっ腹に風穴が空いてしまう。
好きだと言い出せないままに五十過ぎまで独り身の淋しい孤独の旅路に立たされる。
即決即断を軽挙妄動と非難してはいけない。
後悔が先立たないのは自明の理。
リカバリーが苦手だから後悔をしたくないだけだ。
そんな心がけではアポロ13号に乗っても、地球に帰還はできないだろう。
何もしないで倒れるよりも、やってみて失敗しても、そこから何かを学べ。
とか能書きたれる有徳人に限って禁治産者になったら二度と復活できない。
真の分限者は外に出ないでおこもりしながらソファでワインを飲んでいるものだ。
明確な意思表示の際に小人が犯しやすいのがその口調というか、ものの言い方だ。
なんの前戯もなしにコトに及ぶは無粋というもの。
同様に、即決即断の紋切型の物言いもソフトキスより始めるべし。
いわゆる「マクラを振る」ことだ。
名人の落語のごとく、さりげないマクラで様子をうかがいつつ
気が付いたら話の世界に引きずり込まれているのが理想。
なにも毅然としたきっぱり感を前面に押し出す必要はなく、
ようするに相手に、オレはB子じゃなくてオマエが好きなんだとはっきり伝われば良いのだ。
逆に、反吐がでるほどアンタが嫌いだけれど、オレもアンタも傷つかないようにしゃべりますよ。
まず、このあたりをさりげなくかつ正確に伝えるようになりたい。
「世の中にはあいまいにしておく方がよいものもあるよ」
したり顔の事なかれ族がカニ歩きしながらオレの傍らを通り過ぎてゆく。
その場で言葉を濁し、あいまいな返答を繰り返し、先送りする。
そうこうするうちに相手が当該案件に関心がなくなったら、素知らぬ顔で口をつぐむ。
これはある意味実で戦略的だ。
姑息だが、致命傷に至るような争いには発展しづらい。
あさましいが、山の端に少しづつ夕日が沈んでゆくようなフェードアウトの仕方が秀逸だ。
このやり方の変則パターンとして、
相手に決定権を委ねる手法、いわゆる「責任転嫁の小手返し」という技がある。
「好きな食べ物は?」と聞かれて「何が好きだと思う?」と切り返す手法だ。
これは基本中の基本だが、
さらに高度な上級技としては「完全無欠の逆関節話法」が有名だ。
逆質問の切り返しを連打することで、自分では何一つ決定せずに、すべて相手に決めさせてしまう。
責任転嫁のキメ技としてはこれ以上はないという秘儀である。
この秘儀の実践手法については、次回において詳細を語ろうと思う。
それじゃ、また!。.:♪*:・'(*⌒―⌒*)))
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