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from: 弾き語りストさん
2012年08月30日 12時33分44秒
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【ミリオンセラーのフォーク・グループ、でもなぜだかオレの中ではマイナーなグループ〝赤い鳥〟】
【ミリオンセラーのフォーク・グループ、でもなぜだかオレの中ではマイナーなグループ〝赤い鳥〟】
Netオークションなどで、それまでずっーと探していた〔70年代フォークのGuitar譜〕が手に入ると、素直に嬉しい。
〝希少性〟〝マニア向け〟を売り物にバカ高い価格で販売している古書店などは相手にできないが、
Netオークション出品で、そこそこの価格で〝探し物〟を見つけて、まんまと手に入れられると、心から嬉しい。
今回入手のGuitar譜は、まあまあの高値格設定だったので、
普通なら、〝どうすべーか〟と、そのまま一回パスして次回の別出品を待つことも考えるんだが、
いかんせん類似の楽譜が、次回出品されるかどうかいささか心もとなかった。
結句、思い切って「入札」、その後競札なしでスタート価格のまま「落札」…ヨカッタ。( ̄ー ̄; ヒヤリ
そのGuitar譜が、〔赤い鳥〕だ。※Pho.参照。
〔赤い鳥〕?…と言う人へ。
〔紙ふうせん〕〔ハイ・ファイ・セット〕なら聞いたことある?
ない?なら〔山本潤子〕ならどうだ!それって誰? そうかぁ…そんなレベルか。。゚(゚´Д`゚)゚。
ま、〝70年代フォーク〟をかじっている人ならどれもお馴染みだよね。
つまりは、70年にデビューした〔赤い鳥〕というフォークグループから、グループ内の男女メンバーがなんやらかんやらあって夫婦になって、グループ解散後それぞれ別ユニットを結成。
とまあ、よくある話なわけです。
以下、〔赤い鳥〕について、例によってWikipediaより抜粋してみる。
〔赤い鳥〕は69年結成、70年majorデビュー、74年に解散。
Guitarの後藤とpianoの平山がくっついて〔紙ふうせん〕となり「冬が来る前に」とかがヒットし現在も活動。
Guitarの山本とボーカルの新居がひっついてbaseの大川も加わり〔ハイ・ファイ・セット〕になり、ユーミン曲をカバーし74年解散。
妻:山本潤子はソロとして全国ドサまわりしている。
〔赤い鳥〕で有名なのは、というより数少ないヒットは「竹田の子守唄」と「翼をください」ぐらいだろう。
本人たちも〝それぐらい〟しか有名なのはない、とどこかで自虐的に言っていたほどで、
他の〔70年代フォーク〕グループ、たとえば西岡たかしの〔五つの赤い風船〕や高石ともやの〔ザ・ナターシャセブン〕などと比べると、
たしかにヒット曲は少ないし影が薄く、むしろ解散後の活動の方が良く知られているというのが皮肉なグループだ。
それでもヒット曲があるのはまだいい方で、
〝ダレ?そのグループ〟という悲しい70年代フォークのグループもたくさんいるんだろうな。
Netオークションでの〔赤い鳥〕は、レコード・CDなどはオムニバスも含めてそこそこ出品があるが、
楽譜はめったに見なかった。同時期に〝ピアノアレンジ12曲〟という楽譜が出品されていたのは、珍しい偶然。
彼らの楽譜を手に入れたいとは思いつつ、これまで目にすることのなかった〔赤い鳥〕Guitar譜。
ようやく見つけて手に入れた楽譜は、〔東京楽譜出版発行〕のアーチストseriesの「22」番目。
〔赤い鳥〕が71年・73年・74年の各年にリリースした、
三枚のアルバムから、その全34曲を網羅している。
全盛期の楽曲を網羅していることからも、〝すげー、いいもんめっけた〟と小躍りですわ。
以下が、その曲名リスト。
オリジナルアルバム〔書簡集〕 1974.7リリース ※赤い鳥としてのラストアルバム
1.卒業
2.夕日おちる国のうた
3.ラブレター
4.くさひばり
5.雪のふる夜は
6.いかつり唄
7.さりげなく
8.雨の日暮れ
9.流星
10.ほたる
11.君をさがして
12.帰り道
※Guitar譜未着の現在、タイトルからはどの曲も初見だと思う。
練習をしてみて、もしかしたら記憶にあるメロディーが見つけられるかも。
オリジナルアルバム〔美しい星〕 1973.1リリース
1.美しい星
2.まつり
3.花吹雪
4.指きりげんまん
5.赤い屋根の家
6.みちくさ
7.せみしぐれ
8.走馬灯
9.どこに帰ろう
10.窓に明かりがともる時
※同じく、どの曲も初見かと…。それだけにいい曲が見つけられる可能性も。
他の70年代フォークアーチストのGuitar譜も同様だけど、オレが知らなかっただけで、実際に練習を始めてみると、
〝おぉー、なんだかいいぞこの曲〟というのはたくさんあるのだ。恐るべし〔70年代フォーク〕の世界。
オリジナル〔竹田の子守唄〕 1971.7リリース ※ヒット曲、「竹田の子守唄」「翼をください」を収録。
1.河
2.言葉にならない言葉
3.旅
4.上村の子守唄
5.美しくも哀しい人生
6.翼をください
7.忘れていた朝
8.田舎暮らし
9.赤い花白い花
10.朝陽の中を
11.太陽
12.竹田の子守唄
※7.「忘れていた朝」は昔、聴いた記憶がある。トワ・エ・モアほかいろんな人がcoverしたので、曲としては有名なのかも。
今回入手の楽譜には未収録だが「紙風船」って曲も、昔グリコのCMで聴いたことがあるぞ。
※6.「翼をください」はいうまでもなく〔赤い鳥〕の代表曲No.1だろう。70年代は合唱曲として学校でも良く唄われていた。
そういえば高校の合唱大会でウチのクラスでもこれを唄い、見事「銀賞」を獲得したっけな。
single発売三年で100万枚という大ヒットだったから〔赤い鳥〕って大majorなんでないの?と言いたいが、スパって言い切れないもどかしさはオレだけ?
※12.「竹田の子守唄」シングル盤ではB面が「「翼を…」なんだって。地方伝承の原曲を元に唄われた曲のカバーなんだとか。
その歌詞内容から一時期、自粛の憂き目に遭ったそうだ。蛇足だが、三番の歌詞にある「守りをばいじる…」という箇所、ずっと〝ばいじる〟ってなんだべ?って思っていた。
〔赤い鳥〕はどのmemberもボーカルを取れるということで、
その精妙なコーラス・ハーモニーがウリだった。
それゆえ、解散後のグループ分社化でも、その強みを活かした活動が可能になったよね。
実際にはGuitar譜が手もとに届いてから練習を始めるんだが、
〔赤い鳥〕のようなハーモニー主体のグループの歌を、オレみたくソロで演る場合はどう表現したらよいのだろう。
〔五つの赤い風船〕や〔六文銭〕などグループものは、リードメインで普通にやってたけどね。
たぶん、…だけど、Guitarの弾き方や歌い方の強弱をより意識的にしてみる。
静かにメロディをなぞりつつ唄う箇所と、サビの盛り上げ方の変化のメリハリで、けっこう雰囲気が出るのかも。
グループ・ハーモニーの重奏感は出しようがないけれど、曲の雰囲気や美しいメロディのなぞり方を工夫したらどうかな。
それじゃ、また!。.:♪*:・'(*⌒―⌒*)))
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