-
from: 弾き語りストさん
2012年11月14日 16時44分38秒
icon
知ったばかりの事を半可通で語る〝はんかくさい〟オレ。
初めて知ったばかりのことを、すぐに知ったかでしゃべるヤツはいわゆる〝はんかくさい〟やつだとさげすまれても仕方がない。
酒や車やその他もろもろ、半可通が得意げにしゃべるのって鼻持ちならないでしょ。
でもさ、いかにもタコにも、わずかな知識を膨らませて滔々とまくしたてるヤツは嫌だけど、
自分でも知らなかったことを、驚きとともに知り得たりすると、なぜだか誰かに
しゃべりたくなってムズムズって、心理は分からなくもない。
で、やっちゃいます。
今日、知ったばかりのアコギ関連の話なんだけど。
〔Orora wave saddle〕っての知ってる?
これは、日本の造形作家の〔伊達るり子〕っていうクールビューティが、
大学の研究室と協力して開発した、「第11族 金属」の合金を使った、世界初(特許出願中)の
Guita用saddleなんだ。
なんとその価格は「30,030円」なんだと!
おどろくでや。
ま、アコギのsaddleっていうと、
一般的にはプラスチックだったり、TUSQだったり、牛骨だったり水牛だったり象牙だったりするよね。
牛骨や象牙など天然素材のsaddleはその組織に無数の穴が開いているため、
本来は弦の振動を伝えにくいんだと。
またプラスチックなんかだとサスティーンが減退してしまうんだわ。
オレなんて、昨日の今日まで、プラよりはTUSQだんべ、
いやboneや象牙なら言うことないべや、って信じてたもんね。
ところがだ、伊達のるりちゃんが言うには、
スチール弦の振動energyを十分貯めて増幅させるには「金属saddle」が、
最高だという研究結果に達したんだと!
その金属が「第11族金属の合金」さ。
「第11族」ってのは、銅族元素・貨幣金属ともよばれ、
いわゆる「銅・銀・金・レントゲニウムがこれに分類される。
もっとも一般的なプラ製saddleは、
スチール弦との接触面の摩耗が激しく温度によっては形状が変化する。
ま、ワシらシローウトにはさして違いが分からんが、
〝違いの分かる〟プロたちにとっては、安定したsaddleっちゅうのは希求のパーツなわけだ。
この〔Orora wave saddle〕※下記、Pho.参照は
金属工学と設計デザインが見事に融合されて手工製作されたsaddleで、
弦振動を十分に貯めて響かせることができ、煌びやかで明るく、かつ類を見ないサスティーンを発現させることが出来るんだそうだ。
また、特にMartinやD'AddarioなどのPhospher-bronze弦と相性が良く、
かつstrokePlayよりは、フィンガーピッキングでその効果がはっきり表れるとも。
もう一度、〔Orora wave saddle〕の特性をまとめると、
1.煌びやかで明晰・力強いsound
2.長く響くサスティーン
3.音量はプラsaddleの1.5~1.7倍
4.音の立ち上がりが良く、dead-pointが少ない
ねーー、すごいもんでしょ。
こんなのを世界初で、しかも日本の美人クリエイターが発明したんだって言うのは、
同じ日本人として(全く無関係だけど)世界のアコギ弾きに向けて、
鼻たかだかなBIG-ニュースなんでないかい?
現在、ひの〔Orora wave saddle〕装備のアコギとして有名なのが、
〔ARIA Sandpiper〕というGuitarらしいが、けっこうな価格帯のものだ。
いつかこれを試奏・または入手することが叶うなら、
ぜひこの日本発の〔Orora wave saddle〕の音を体感してみたいものだ。
それでは、また♪(*'-^)-☆
コメント: 全0件