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from: 弾き語りストさん
2012年12月03日 13時05分55秒
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今年、打ち止めの一本〔WASHBURN〕
さすがに今年はもう「打ち止め」だろうと思いつつ、
Netオークションで良さげなGuitarを見つけたりすると、どーにも〝ムズムズ〟してしまうのは、やはりもう「Guitarオークション中毒」というしかない。
で、とうとう今月「23本目」のGuitarを手に入れてしまった。
今回はその話を...。
それまでは、先月入手した中古の2本を入れて全部で22本あったオレのGuitarたち。
さすがに、毎週そのすべてを弾くことはムリになった。
現在、そのうち2本は「ブレッジ」に剥がれまたは割れがあり、
戦線離脱で物入れにて「休眠中」。
さらに別な2本も、音質の悪さからついつい心が離れがちになり、
疎遠なオンナ友達のようにケースに入れっぱなしのさびしい境遇に。
その他、常時ベンチ入りの18本くらいを、
立てかけてある順でローテを組んで、毎週弾き語り戦線に登板させている。
〝弾いてなんぼ〟の生Guitarなので、
高いのもそこそこのものも、弾き続けないことにはagingが向上しない。
休みの一日を午前と午後に分けて、それぞれ2本づつ弾くようにしているから、
ひと月の間にはひと通りどのGuitarも弾いてやれる計算だ。
もちろんそれぞれのGuitarに音質や弾きやすさに個性があるから、
弾くたびにその味わいの違いを体感しつつ、
愛着の度合いを高めている。まめだね。
人間の場合もそうだろう。
初対面でお互いが気に入って、そのあとずんずん関係が深まる場合もあるが、
短い時間でもいいから回数を重ねて長く付き合ってゆく方が、
「イイ関係」が維持できるケースも多い。逆もあるけど。
楽器、とくにGuitarなどは、生身のカラダを接触させて音を奏でるものだけに、
bodyから自分の腹あたりに伝わってくる音の響きとか、
Neckの握りや指板・フレットの滑り具合とかが、その日によって微妙に違ったりする。
それは、オレの体調や気分のせいかもしれない。
季節の移り変わりの温度・湿度、あるいは気圧なんかが影響しているかもしれない。
Guitar本体の変化...agingの進行やネックの反り、はたまたその時張っている弦の種類が原因かも。
いうなれば、
二十人くらいの女性と付き合いがあって(すげー、有りえない夢のような世界だ!)、
毎週四人とデートする。やってみたいか?
タイプはみんな微妙に違う。ルックス(Guitarのフォルム)が好きだったり、
スタイル(Guitarのスペック)が気に入ったり、金髪(米国やヨーロッパ生産のGuitar)だからとか、エキゾチック(インドネシア)が好みだったとか、両家・名門の生まれ(majorメーカーの高額Guitar)への憧れからか...
とにかく自分の志向・嗜好に添うような女性ばかりと付き合う、みたいなものだな。
デートするたびに、それぞれの女性の声質を楽しみつつ会話して、
時には激しく(ストロークプレイ)、時にはゆったりと(アルペジオ)、あるいは陽気に(スリーフィンガーピッキング)、いろんな場所に(アーチストの楽曲)遊びにゆくというのは、濃密で有意義な週末といえるわけだ。
Guitar弾きならわかると思うが、いろんなGuitarの弾き比べの愉しみ。あるよね。
手を出せばキリがないとは分かりつつもあれこれ弾きたいのは、
単なるcollectionではない、実奏目的ゆえの愉悦を期待してしまうから。
なんとも罪作りなGuitarゆえである。
そんな〝悪魔のささやき〟に目となけなしの小遣いを奪われて、今回入手したのが、
〔Washburn D25〕※1987年 made in U.S.A ...だ。→Pho.参照。
〔Washburn〕は、Martin・Gibson・Guildなどに比べれば、
日本ではそれほどmajorなメーカーではないが、米国:Chicago発祥の、創業130年になんなんとする、
有数の老舗楽器メーカーだ。
5-string banjo・Flat-mandolinなど、Bluegrass系のinstrumentsをはじめ、
エレキギターにおいても知る人ぞ知るbrandであるとのこだ。
もちろんアコースティックギターにおいてもAmerican tasteに溢れた名品を、いまも世に送り出している。
ただ、近年はご多分に漏れず、米国以外の海外生産(中国・インドネシア等)に移行しての安価なモデルも多く、知識・情報に乏しいので、cerealナンバーで純正米国製造かどうか判明できるのかどうか、心もとない。
ために、Netオークションでも、入札に際して、出品者にあれこれ質問してみた。
今回、東京のK氏よりNetオークションにて譲り受けた、
〔Washburn D25〕について、まずはその主なSpec.をまとめてみた。
※K氏提供のカタログとNetからの情報。
body Type:southern jumbo
Top:Solid Sitka Spruce
round sound-hole
three-stripe purfling&rosette
Side&Back:highly figurad Ovankol
Neck:mahogany&rosewood 5-piece with diamond cut
Fretboard:rosewood (Pearl diamond inlay)12th〝W〟inlay
bridge:rosewood bridge-pin:White pearl in dot
pick-guard:tortoise
bracing:Lightweight spruce
case:leather case
まっ、こんなところ。
87年製造なので、すでに25年経過。
よく弾きこまれて、Fretboardはローからハイまで均等に減りあり、ともいう。
TopのSitka Spruceはアコギの定番。
Side&BackのOvankol=オパンコールは、mahoganyとrosewoodの中間くらいの、
に似た粘りと温かみのある音質が特徴。伸びのある高音域と温かみのある中低音であるとも。
色は黄灰色で黒色から銅色の縞が美しい用材だ。
オレは、中国製の〔Washburn J-28〕を持っているが、
今回のD25は、年式も古く、米国国内製造でもあり、細部の造りには期待が持てる。
headのデザインがシャープでかっこいい。
ちょうど、昔の〔YAMAHA〕のFG、そうである、かの「音叉マークlogo」を冠した、
ギターのheadをもっとシャープにした感じ。※Pho.参照
Fretboardのinlayはdiamond型のPearl。
これは、よくあるパターンだが、12フレットのみ、「W」型になっているところがミソ。
〔Washburn〕のイニシャルをさりげなくここに採り入れるあたりが、ニクイね。
肝心の音と弾き心地については、本器がまだ手もとにないため書けないが〔後日〕、
期待値はけっこう「大きい」。
その点について出品者からは〝音、デカいです〟とだけ聞いていて、
それで「期待大」というのも適当か? まったく根拠ないな。
創業130年の米国老舗メーカーだとか、本国製造と思われるとか、
Bluegrass、blues系の音楽が盛んなエリアに本拠地があるメーカーであるとか、
詳細写真の各部の造りにこだわりが感じられるとか、
ある意味、オレの勝手な思い込みだけでしかない。
今、手元にあって愛用しているGuitarたちにしても、
〔Guild F-50R〕のように、期待も大きければ弾いてからの実感値もそれを裏切らない素晴らしいものや、価格こそChina madeのラインでありながら、選抜された職人のCraftman-shipと正しい製造工程にから生み出され、
高いコスパでいい意味で期待を裏切ってくれた〔Merida〕や〔Johnson〕などある一方で、
国内の有名Hand-Craftメーカーの中国生産品が、見た目の豪華な装飾のわりに、
寝ぼけた音しか響かないものもある。
あるいは、
Indonesia製ながら、その伝統的なHand-Craft技術と、
英国のGuitar Craftマンによる設計・監修が見事に融合した〔Face〕。
また、一人のBluegrass-playerが社会主義体制下にひそかに立ち上げ、
やがて民主化の流れとともにヨーロッパをはじめ世界各地で賞賛を得るに至るGuitar工房製の〔Furch〕など、弾くたびに新しい感動を与えてくれるGuitarもある。
〔Martin〕〔Gibson〕なら、多少の当たりはずれはあっても、
そうそう大方の期待は裏切られまい。
自分が無知・未知のGuitarでも、アコギ上段者たちの口コミ・レビューなんかがあれば、
不安も軽減、逆に期待感upしたりもする。ゆれる乙女ゴコロ。
来週、手元に届いた〔Washburn D25〕の実奏reportを。
それじゃ、また!
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