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from: ロビンさん
2012年03月22日 10時22分51秒
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【読書】「絶望」の授業/柄本明
NHK・Eテレの「課外授業ようこそ先輩」の
柄本さんの回を書籍化したものです。
柄本さんが
(1)学芸会のような演技がいい
(2)絶望を感じるのは、悲しいことが起こったときだけ?
という話を一貫して語っていまして。
最初は「どゆこと???」。
いはんや、
授業を聞いている小学校六年生の子供たちをや。
でも、柄本さんと子供たちのやり取りを通じて
なんとなく分かってくるんです。
(1)は、
俳優は、演技が上手くなってナンボだけど
普通の大人が社会生活で「演技」するのって、
他人を意識したり嘘ついたり
なんかありのままの自分でいようとしないときなわけで…
そのテクニックというか「演技」を
「俺は上手いんだぞ、見てみろ」って姿勢になるのって
こっけいだなあ、なんかイヤだなあ…って感じるらしいんですね。
子供だって、まあ時には演技するんだけど
恥ずかしさや、素の自分が出ちゃったりって
演技してるのがバレバレって、
そんなのが「いいなあ」って思うらしいんです。
うーーーん、納得。
おりこうすぎる子供、
聞き分けの良すぎる子供ってキモチワルイっていうのは
そういうことなんだなあ。
(2)は、
絶望を芝居で表現しよう。って感じで授業してるんですけど。
それは「ショックな出来事に遭遇した悲しさを演じよう」っていうのではなくて。
すごい難しいんですけど、劇全体で
シュールな笑いとか皮肉っていうかダブルミーニング的な
ことを扱うというか。
なんだろ、上手く説明できませんけど
望みが絶えたイコール希望がなくなった、
楽しくない、悲しいってことではない
っていう…
例えば
チャップリンのモダンタイムスはそうじゃないですかね?
労働者の働く姿を映してるだけなんだけど
その状況や背景や空気感がなんとなく
楽しくない。
シーーンとなっちゃう、みたいな。
ともかく…
さすが柄本さん。
あの不気味な、底なし沼のような、
でも持たざる者の強さをも感じるのは
こういう思想からなんだぁ
と、思いました。
コメント: 全2件
from: ロビンさん
2012年03月23日 00時15分02秒
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「Re:Re:【読書】「絶望」の授業/柄本明」
>旅好きさん
シュタっ。
ただいま帰りました!!
柄本さんの息子さん、
ご結婚されましたね〜。
お父さんに似てるので(笑)
名わき役・性格俳優として
活躍されることを期待!!です〜
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あいこ、