私は 寒がりだ
寒いと 心まで 寒〜くなる

その昔 安アパートに一人で 住んでいた
女の 一人暮らし たいした給料ではない 立派なとこで 住んでいたなら 返って 怪しい
パトロンでもいなけりゃ それは 出来ない

生憎私には パトロンは いなかった 残念
私は 一人で暮らしてても 辛いとか 悲しいとか 思った事は 無かった
結構 一人は 好きだから

一人暮らしだと 真っ暗な 家に かえるのが ちょっと嫌 なんて人が いたが

私は そんな事 思った事がない
暗けりゃ 電気を 点ければいい
夏も 冬も 仕事から 帰ったら 部屋は 暗い

当たり前 どうって事ない

ただ 一つ ハ〜 っと思う事があった

冬 誰もいない 部屋は 寒いのだ

これが 辛かった

真っ暗な 部屋に かえると
電気も 点けず 外の明かりたよりに まずストーブを 点ける
心が 寒〜くなる 真っ暗な 部屋に ストーブの灯りが ジワーっと 赤くなる

今のような ファンヒーターではないので じんわり 温まってくる

ジー っと 赤い光を 見ながら
何も 考えづ
こんな時 孤独だなぁ
なんて 思ったりした
でも おかしなもので体が 温かくなると さっきの 思いが どこか 吹き飛んで

さあーっ！ やる事 いっぱいあるぞ！
なんて思って

私 切り替えが 速いんだろうね

そんな風に 若い頃は過ごした

今でも 寒〜くなるとその時の事を 思い出す

あの頃は〜
色々 あったな〜。