私にとって写真とは･･･
たまーに、そんな事を考える。

何度考えてみても、出てくる答えは同じ。
それは。

“自分の想いを表現するもの”であるという事。

写真って、「真実を写す」ものじゃないと思う。
真実を見たいのであれば、自分自身の眼で見つめればいいと思う。

だから。
“写真＝写心”だと、私は思っています。

写す自分自身の心を、見て下さる誰かに感じてほしい。
そんな風に思いながら、私は、いつもシャッターを押しています。



もしも、絵を描く才能や音楽の才能があったなら、写真という表現方法は選ばなかったのかもしれない･･･
だけど、私には絵を描く才能も、音楽の才能もなかった。

子供の頃は、絵を描ける友達や、ピアノを弾ける友達を、羨ましいなぁと見つめたこともある。
だけど、今はそんな風には思わない。

私には、写真があるから。
自分自身の想いを、形にしてくれるカメラがあるから。