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from: きなこさん
2011/10/22 21:59:30
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今となっては知らない人が来てもみずからにおいをかぎにいき、逃げなくなったが、保護犬としてうちに来た当初のレイディは、人、特に男性と見れば、恐怖心からパニックを起こし、あっちこっちと逃げまどうほどの拒否反応を示す犬だった。
レイディは、倒産した犬のテーマパークからやってきた。フードや水の飲み方が異常で、十分な量をもらっていなかったことがうかがえた。
「男の人に、怖い目にあわされたことがあるのかな」
保護した当日から、レイディの面倒はあえてそのほとんどすべてを主人に担当してもらった。
私たち家族はレイディに、虐待をする人間も確かにいる、でも、それは一部の人間の仕業(しわざ)であって、私たちはレイディが大好きなんだよ、それは男性である主人も同じ気持ちなんだよ、とわかってもらえるよう、レイディの心のリハビリをした経験があった。あのとき私たちは、こちらから近づくのではなく、レイディみずからが心を開いて近づいてきてくれるのを待ったのである。icon拍手者リスト
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