新規登録がまだの方

下の[新規登録]ボタンを押してコミュニティに登録してください。

登録がお済みの方はこちら

コミュ二ティポイントのご案内

詳しく見る

奇跡をくれた犬たち

奇跡をくれた犬たち>掲示板

公開 メンバー数:8人

チャットに入る

サークル内の発言を検索する

  • from: きなこさん

    2011年10月25日 01時01分05秒

    icon

    50

    庭を見渡せる廊下に、家族全員が足音を忍ばせながら勢ぞろいした。暗がりの中だが白い毛のその犬は意外と目立ち、動きがよく見える。

    「そうそう、あの犬だよ」

    私が言うと、

    「ねぇ、今からフードを置いてこようよ」

    と、長女が言った。

    「今出ていったら、あの犬、きっと逃げちゃうよ」

    そう言う長男の言葉を、長女はすぐに否定する。

    「だって、どうやったって今は逃げられちゃうじゃん。だったらフードを置いてきて、食べにもどってくるか見ていようよ」

    「あっ、そうか。一度逃げたとしても、しばらくしてもどってきて食べたら捕まえられるかもしれないね」

    icon拍手者リスト

コメント: 全0件