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from: きなこさん
2011年12月18日 08時50分21秒
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ウジは床ずれになった皮膚の中にもたくさんいるし、傷のすぐまわりの毛穴にも頭をつっこんでいる。そういうウジはピンセットで一匹一匹ていねいに引きぬいていった。しばらくの間はその処置が毎朝つづき、それと同時に治療もした結果、今は自力歩行ができるまでに回復し、退院の日も近いそうだ。
「もっともっと元気になって、犬の最長寿(さいちょうじゅ)に挑戦しなきゃね」
そう話しかける病院スタッフにも笑顔が浮かんだ。
犬の育て方、接し方、またしつけに関する考え方などは、人の子供を育てる時と何のかわりもない。病院スタッフは、ハスキーの飼い主に、こんなひどい結果をまねいたのは、飼い主自身にそういう気持ちが欠けているからなのだということをコンコンと伝えた。スタッフが、なりかわって伝えたハスキー犬の心を、この飼い主がどこまで理解したのかはわからないが、同じあやまちは二度と起こさないでほしい、と願う。
この犬が元気になって退院すれば、また飼い主に尾をふることだろう。そこに、愛犬に向けられる飼い主の優しいまなざしと笑顔があってほしい、と祈った。icon拍手者リスト
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