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from: きなこさん
2011年12月24日 20時19分49秒
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マックを家族にむかえてくれた新しい飼い主からは、電話がしょっちゅうかかってきた。元気そうなマックの様子、かわいがってもらっている様子が手にとるように伝わってきて、電話がくるたびに幸せな気分を味わわせていただいた。そんなある日…。
「篠原さん、実はマックのことでご相談があるんです」落ち込んだような暗い声のマックの飼い主の様子に、私は大きな不安を覚えた。
「実は…、主人が病気になりました…。病気になった、というよりも、マックをいただいた時にはすでに患(わずら)っていたそうです。ちょっと大変な病気で…。これからすぐにでも入院しなくてはならないのですが、私も泊まりこみで付き添うことになりましたもので、その間のマックの行き先がないんです。完治(かんち)の見通しが立てば一時預かっていただくという方法もあるとはおもいますが、この先どれだけ入院するのか…、いえ完治するのかもわからない状態です。本当に申しわけないのですが、マックをお返しできないでしょうか…」icon拍手者リスト
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