-
from: きなこさん
2012年01月12日 21時05分24秒
icon
29
犬を放棄する時にもっとも多い理由は、犬が一才くらいになった時、しつけの失敗から飼い主が扱いづらくなり、がまんならなくなって手ばなす、または愛犬が年をとり、何らかの慢性的(まんせいてき)な病気をかかえた、痴呆(ちほう)になった、などという老犬ならではの問題が発生した時に多い。
しつけの失敗は、もちろん前飼い主の責任であるが、こうした犬をゆずり受けた新しい飼い主家族は、そこそこ力のついた成犬のしつけを一からしなくてはならないということであり、老犬の場合はそういう手間はほとんどいらないが、治療をつづけたり、残された寿命が短いなどといった問題がある。
しかし、こういった成犬の場合、子犬とちがって、どう育つかわからないといった一番のリスクはなくすむものだ。性格が確立されている犬が多く、しつけの面でも、その性格にあった方法をえらべる。また、新しい飼い主になる人の性格や生活スタイルに合わせることも可能だ。だから、「こんなふうに育つとは思わなかった」という後悔だけはせずにすむ。ただし、ここで一つだけお断りしておく。「こんなふうに育つとは思わなかった」という後悔は、「満足いくような育て方をしなかった」飼い主が悪いのであって、決して犬のせいではない。icon拍手者リスト
コメント: 全0件