「Re:Re:Re:Communication コミュニケーション」

　学生時代から、本を寝る前にベッドで読むと、
　内容によっては、意識が惹かれて、
　「早く、本閉じて寝ないと、明日朝、６時に起きれないなぁぁぁ」

　と思いながらも、本が面白くて、３時、４時まで　読み続けてしまうことがあった。

　面白いという表現は、的確な表現ではなく、

　本の内容に、意識をとられているのかもしれない。

　大概が、文学という　類の　本だってです。

　この　本を、読み終わった時に、

　ズシーンと、くる、心に、どーんと　感じさせられる、、

　この感情はなんだろう？

　大概は、

　「　人間は、ここまで、深く考えるのか？」

　という　人間の存在や、人間を　ただしている、、という事ではなく、

　ここまで、人間である事の　存在性に、命や生命や生き方や精神力といった、その人なりの　重さを、　感じさせる事が

　できるのかぁぁ〜、、、

　というような、心情だと思う。

　そういう本は、推理小説とか、何かの教本とかいうものではなく、

　文学、純文学、、という類の本だったと思う。

　心にドシーン、、と　人間である事の、重さを抱えきれないほどの重さ
　そういう感動する本というのは、やはり、

　普遍性をもって、何世紀も　存在していると思う、

　数年前、娘の部屋の電気が、いつまでも　消えないでいる事に気つかされ、
　理数系を専攻した娘だけど、娘の部屋からは、図書館で借りた、本が色々出てきた。

　ニーチェの本を　見つけた事もあった。

　最初、電気を消し忘れて、朝まで寝込んでしまっているのかと
　思い、
　朝「ちょっと、電気消して、寝てね？」と注意すると、

　「寝てない！」とぶっきらぼうな返答をする娘だった。

　彼女は、小さい頃、サンテクジュぺリの　星の王子様の話しが好きで、
　わたしは　娘達に、毎晩物語を読んで聞かせてあげるという時間を省き、朗読が録音されてるテープを　見つけ、カセットを回して聴かせていた時期があった。

　娘は、サンテクジュぺ利の星の王子様の話しが好きだと言って　何回も聞きたいと言ったので、何回も寝ながら聞いていたら、

　そのうち、空で、物語を　自分が朗読するようになった。聞いてるとほとんど暗記してしてしまっているらしかった。

　５，６歳の頃だから、字は　読めない時期だった。

　その彼女が、１８歳くらい、真夜中　電気も消さず　熱中して読んだ本は、あの、　ヴィクトル、ユーゴーの、レ、ミゼラブル、

「　あぁぁ　無情」という日本語タイトルの本。

　ユーゴーの作品の数は少ないけど、やはり、彼の存在力はすごいと思う。

　聖人でも文化人でも、例えば、パンテオンに死後　何百年か後に、
　墓地から移動させ、埋葬されるほどの、普遍性をもつ　存在は、

　死は、一つのエタップでしかないのでしょう。

　問題は、死後にいかに、後世の人達が、その生前の　生きてた人の

　思いや意志を、継ぎたい、存在して欲しい、　いつまでも、人びとの

　心の奥に、忘れず、存在していって欲しい、、、、と思わされる

　未来に向けての、思い如何でしょう。

　聖人の列聖に繋がる、、という事ももちろん、後世代の、、人達の　思い＜心＞の中に、存在し続けている、、、、という事に繋がるからでしょう。その時代、その時代に、生じた、個人の経験が真実だとか妄想でしょう、、などと、単純に　理解し、

ましてや、　聖母マリア出現したと言われるルルドの泉が本当に、病気を治すほどの、妙薬なのか？
といって、ルルドの水の　成分表の数値を測る、、、と言った、行為に至るというのも、考えられない次元が低い行為に思えますが、、
その地点に居るべきなのでしょうか？？？？？


いや、むしろ、存在性（普遍性）をみずから放棄している風に見えますが、、バランス能力（平衡感覚）が無いとドンドン、孤立化してしまうと思うのですね。他者達の中に、存在を観じられないと、日常生活じたいが、機能も稼動もしないと思うのですね。

ま！本人は真面目なので、黙って見ていますが、、、

そのような　視点で　物事を捉えようとしていても、

万物に存在していると思われる　心や精霊達は、　背中を向けて　知らん振りしているのじゃないか？

と思いますが、、、、

ミラクル、不思議な事というのは、そのような視点からみている限り、なにも見えないし、気がつかないと思うのです。

子供部屋に居る、娘に、真夜中の電気のつけっぱなしを問いたら　娘は、　、「レ、ミゼラブルを読んでた」、、と言ってきた、

「もう、４回目」と応えてきた。

　＜そんなに、好きなのかァァ〜＞と思わされたけど、黙っていた。

そうそう、、　先週、ミッテラン元大統領の、ファーストレディー、ダニエル夫人の葬儀が行われた。

　ダニエル夫人は、教職の両親に育てら、根っからのレジスタントだったと言われていた。当時の　言説も、　社会党のご主人　ミッテランさん以上に、GAUCHE　左に　存在する、、と言われていた人だった。

　葬儀には、当時ダニエルさんが支援していたクルドやパレスチナの国から、お葬式に列席される政界の人達がかなりいた。
　
　　「ダニエルは、死んでいない」、、、「ダニエルの意志は死んでいない」　　　「ダニエルの精神は死んでいない」

　と、息子さんの葬儀の言葉の一部が、ニュースで流された。

　善天使の名前には、

すべて、最後に、エルという音素がつくのですが、

　ミカエル、ラファエル、ガブリエル、ウリエル、、といった具合に、

　そういえば、ダニエルDANIEL、、ダニエルDANIEL、、、という音素を放つのが聴こえると、、

　わたしは、旧約聖書のダニエル書（予言書）に、思いをはす、、、

預言者というか、予見するというのでしょうか、、霊能者や霊感鋭いかた、霊視、霊聴によって、地震の場所や時刻あてたりする事が、すごく持てはやされてしまうようなご時勢みたいですが、、

いったい、何を？観ないといけないのか？というと、やはり次元の高さをまず体感するという事に思えるのですね。神域＜心が存在しようとする位置ですよね？＞ダニエルという音素には、その名前で呼ばれるであろう、、音の響きに、荘重な感じを観じるのです。

　
写真は、ミケランジェロの　The prophet DANIEL
　　　　　　　　　　　　　　ダニエル預言書