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続 哲学〜真理〜探求について

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  • from: yeshangさん

    2012年05月04日 10時29分02秒

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    「いっしん虎徹」 山本兼一著(文春文庫)を読んで

     長曽根興里虎徹、新撰組局長近藤勇の持っていた刀・虎徹でおなじみの刀師の物語。

     興里は越前の甲冑師だったが、太平の世の中になって需要が激減し、36歳にになって鍛冶の技術が使える刀鍛冶になろうとする。
     甲冑師として鍛冶の覚えはあるが刀師として一から学ぶつもりで越後を離れ、江戸に出て修業を積む。鍛冶として腕に覚えがあるだけに慢心やうぬぼれの心を起こすが、挫折し叩きのめされながらも刀剣の世界に命を懸けて取り組む。

     虎徹の名をもらった興里を影(陰)となり陽となり支えるのが妻のゆき、虎徹もさるものながら病をえながらもゆきの態度には感服させられます。

    ―---------------------------
     10年続ければ誰でもプロの域になるとは言われていますが、達人・名人になるにはそれだけの精進となにより心構え、信念と理想を確固として取り組むことの大切さをつくづくと考えさせられます。

     山本兼一は書くにあたって何年か刀鍛冶師のもとで作刀にかかわったと聞いていますが、聞きかじりでないことを随所で感じさせられます。
     刀鍛冶に限らず仕事に取り組む姿勢を教えられる作品です。

     還暦をすぎて空手道に再度いそしんでいますが、勝敗にこだわらない、目的と理想を再度よく考えて取り組まねばと思いました。40、50は鼻たれ小僧、60、70は働き盛り・・残りの人生でやれること、やりたいことをよく考え取り組みたいとの気持ちを起こさせられました。

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コメント: 全1件

from: 沙羅(Sarah)さん

2012年05月05日 22時53分23秒

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「Re:「いっしん虎徹」 山本兼一著(文春文庫)を読んで」

読んでいて、今年夏に行われる、ロンドン オリンピックが

浮かぶのですが、多分 ロンドンオリンピックのマスコット

ウエンロック なんでしょう・

最初、なんで一つ目?と思いましたけど、、、

ゲゲゲの
鬼太郎の 肩に乗っている 一つ目親父 が重なってしまうのですね。


漫画では、賢い、アドバイスを 鬼太郎に するのですね。

神話には、よく 目から産まれた、何々姫だとか?

火から産まれた、何々 命だとか、、、

神様沢山 いるようです。鍛冶屋さんも、一つ目の神様ですね。

天目一個神と呼ばれる神様です。

以下、関連文献 はりますね。


天目一箇神は、神話では天岩戸隠れに登場して、天照大神を岩屋の外に導くための祭りに使う刀剣類や斧、および鉄鐸(サナギ=鉄製の大きな鈴)を作ったとされ、作金者(カナダクミ=金属の細工をする職人)と呼ばれている。これは、天目一箇神が鍛冶を司る神であることを示す神話である。そして、天孫降臨のときに天孫邇邇芸命に従う神々のメンバーに加わり、作金者として地上に降り、鍛冶の祖神となったというわけである。
 一般の信仰の中での天目一箇神の性格には、もうひとつ違った面もあるようだ。たとえば、伊勢(三重県)の多度大社の末社に市目連社というものがあるが、ここに祀られる天目一箇神の御神体は蛇体であるとされ、古くから暴風雨神(台風の守護神)として知られている。これはどういうことだろうか。それについては、つぎのような関連が考えられる。
 製鉄というのは、古代においては刀剣など武器を発達させ権力を強化する役目を担った。それだけに、古代の金属文化の歴史をのぞくとき、とかく華々しい武器類に興味がいきがちだが、農耕文化の中でも金属製の農具は大きな役割を果たした。おそらく鉄製の鋤や鍬などの普及は、今日のトラクター以上の驚異を農耕の民に与えたに違いない。その驚きと畏敬の心が、火の神や水の神(雨の神)といった農耕に関係する神を祀る神社の中に天目一箇神を祀るという形となって現れたものと推測される。
 古代の農民は、太陽を一眼と見たのかもしれない。そして、その一眼の太陽神と農耕の守護神である雨の神(龍蛇信仰=雷神)を結びつけた。そのときに天目一箇神は、本来の鍛冶の神とは別の農耕神の性格を持たされるようになった。この神が、単に鍛冶の神という面だけでなく、そうした農耕に関する信仰形態を持つことは、以上のような経過をたどって理解すると納得できるような気がする。なお、天目一箇神に関しては、そのほかにも民間信仰のひょっとこ(火男)と関係があるともいわれるし、各地に残る鎌倉権五郎景政の片目伝説との関係も語られることが多い。
 ちなみに、ひょっとことは字のごとく、火を焚く男の意味で、そのルーツは鉄や金を生み出すタタラ師と関係があると考えられている。あのゆがんだ顔、つきだした口は、間違いなく火をおこそうと必死に息を吹きかける表情である。火の守り神、富をもたらすという信仰がある。
 鎌倉権五郎景政とは、平安時代末期に八幡太郎義家の家来として鎌倉を本拠とした武士である。東北に出陣して大いに活躍したが、敵の矢で片目を失った。奥羽地方には、景政が帰途に矢傷を癒した霊泉といわれる「片目清水」の伝説が残っている。鎌倉市坂の下には、景政を祀る御霊神社がある。
http://www.din.or.jp/~a-kotaro/gods/kamigami/mahitotu.html

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