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from: 沙羅(Sarah)さん
2012年12月08日 06時38分04秒
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母と娘
10月末に日本から戻ってきたら、友人の智ちゃんのお父様が日本からフランスに来られてショートステイされていた。
うちに、ご挨拶に伺いたいという電話をもらったので、それでは、うちでお食事でもと思い、ラクレットというフランスのチーズ料理、皆でテーブルを囲んで食べましょう、とお返事したのだった。
智ちゃんは、2004年からうちの階下に留学生として来ていた方で、うちの近くの区民体育館で、今のご主人と知りあった。交際がすすみ
2009年結婚された。
それまで、2005年に癌が見つかった、お母様の様態が、一気に悪くなったのは、2009年の5月だった。それでも、お母様は最後まで、娘のフランスでの結婚式に出席出来ると信じていたようだった。結局、フランスの結婚式を予定していた3週間前に 亡くなられた。
その後、お父様はご縁があり、良い方と再婚なされた。
お父様は、うちに来る前に、3~4日パリ旅行をされたという。
泊まったホテルはモンマルトルの近く。
「 沙羅さん、、幽霊がでたんだ」と、いきなり、テーブルについたわたしに智ちゃんのお父様は話してきた。
まだ、60歳にはなられていないと思うけど、この年代の方で、責任あるポストにつかれているであろう、男性が、「 幽霊がでたんです」と、いきなり、皆の前で、言われてもと、、わたしはどういう返事していいか困るのですね。はたして、真面目なのか?冗談なのか?でも、智ちゃんのお父さんは、冗談一つ喋らない。大変真面目な方なのです。そしてテーブルは、6人の男女大人だけの会食会だったのだ。普段会う関係ではないけど大人だけの会食会は、ヨーロッパでは普通にあるので、この手の会で話される話題というのは、だいたい決まってくる。
話はこういう内容だった。
泊まったホテルで、夜ネル前いつものように、ハンガーにワイシャツをかけ、寝たのですね。翌朝、そのワイシャツのボタンが、全部、上から下まで、かかっていたという。
もちろん、智ちゃんのお父さんにそのような 習慣はない。奥さんの
J子さんに 聞いたら、そのような事はしないという。
何しろ、普通、ワイシャツのボタンを全部締めるという習慣は、、あまりいないというか、2,3つボタンはかける事はあっても、全部のボタンをかける????滅多にいないと思う。
わたしは、そのとき、智ちゃんのお母さんの名前を 言って、お父さまの顔を伺った。
彼は、「云、、」と 首を前に傾けた。
今回お父様が、フランスにこられたのは、智ちゃんに この夏赤ちゃんが生まれたからなのだ。
つまり、初まごに会いに来た。そして、多分、、、智ちゃんのお母さんも 一緒に 初孫に逢いに、フランスに 一緒に来たのであろう。ワイシャツのボタンを全部かけて、存在を示したりする。-
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