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from: yeshangさん
2013年06月08日 20時48分54秒
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「三万年の死の教え チベットの「死者の書」の世界」を読んで
読書途中なのですが、中沢新一著、角川文庫の本です。
「誕生のときには あなたが泣き、全世界が喜びに沸く
死ぬときには 全世界が泣き、あなたは喜びにあふれる
かくのごとく生きることだ」
が、非常に強烈に感じました。
そして、この世では、入試、就職、企業間競争などなど、趣味やスポーツでも競争相手との戦いがありますが・・・。
「死というライバルだけはリアルで、絶対的なものだ。そのライバルに打ち勝てるかどうかということが、ぎりぎりのところで唯一この人生で意味をもっていることなのだ」ということばが。
確かに、死を前にいかに生きるかが非常に大切であり、その解答は般若心経で言う「六波羅蜜」であり「八正道」だと思うのです。
死は肉体が滅んで精神世界に入るという大変な変化・カタストロフィーが生じます。
人生では、小学校に入り、中学・高校・大学と、就職して結婚し、子供が生まれてとのさまざまな急激な変化・カタストロフィーを経験しますが、「死」は比べるべくもないカタストロフィーです。
このカタストロフィーは、明治維新や終戦と言った激変以上の人生の大問題です。
そして、その死はいつ来るかわかりません。交通事故・心筋梗塞や先の東日本大震災などなどのように。
「死」を前面にして、今をいかに生きるか?
決して悲観に陥ることなく、生の本質をとらえて、正々堂々と生きていきたいものです。
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