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続 哲学〜真理〜探求について

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  • from: yeshangさん

    2014年03月21日 21時20分54秒

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    般若心経について

    私なりの解釈を再度述べます。
     これは亡くなった人のためでもありますがね今ある人への教えでもあります。

     般若心経解釈 (般若心経とは「智慧の真理を知る肝心な教え」-中村元)

     心経の最初、「観自在菩薩~度一切苦厄」は結論、そして最後の、「故説般若波羅蜜多呪~菩提薩婆訶」が心経全体の総括としての真言となっています。
    この最初と最後の部分が心経で最も大切なところです。
    心経を一通り読み下し文で読むと大きく5つの部分になります。別紙に心経と読み下し文とその部分分けを示しています。

     1.「観自在菩薩~度一切苦厄」まで
     2.「舎利子 色不異空~以無所得故」まで
     3.「菩提薩埵 依般若波羅蜜多故~得阿耨多羅三 三菩提」まで
     4.「故知般若波羅蜜多是大神呪~真実不虚」まで
     5.「故説般若波羅蜜多故呪~の真言の部分まで

     1 の「観自在菩薩~度一切苦厄」では、「観自在菩薩は般若波羅蜜多を行って、すべては空であると認識し、一切の苦厄を離れることができた」となっていて般若波羅蜜多を行うことによりこの般若心経の内容が、悟りの知恵が身に着く、体感・実感し、理解できると述べています。
     2 は、「色(物質や肉体)は空と異ならず、空も色と異ならない。色だけでなく受想行識も同じく空であり、空は受想行識である」と述べて、いかに続くすべての事柄、世の中すべての事柄はすべて空であり、空だからそれがあると述べています。
    具体的に、別紙に示す五蘊も一八界も四諦も十二支縁起も同様であると。
     3 では、菩薩は般若波羅蜜多によるから自由自在、涅槃の境地に至ることができ、過去・現在・未来の仏も般若波羅蜜多により涅槃に至ったと述べています。
     4 では心経は最高の比べるものなき経であって一切の苦を除き、真実そのものであると述べています。
     5 に、最後の締めくくりとして、心経を総括して最も大切な真言を述べています。
    この真言の解釈は様々ありますが、訳してしまうと本当の義が薄められて、ちょうど水や空気のように無くては生きていかれないのにその有難味が気づかないようになるので、ここでは訳していません。要するに、この心経を理解し、この真言を唱えることによりみんなが彼岸に、涅槃に至ることができる、そして至ったことを言っています。

     ここまでで、すでに理解したと思いますか、最初の1に述べているように深く般若波羅蜜多を行うことにより、真実の知恵を身につけ、最後の真言により彼岸に至れる、至ったということになります。途中は空の説明、それにより涅槃に至ること、そしてこの教えは最上のものであることを述べています。実はここでも、それで悟りに至るのですが、凡人にはわからないのだと思います。

     それでは、行ずべき般若波羅蜜多とは何かとなり、これがこの世にあるものにとって一番大切なところですが、それは八正道であり、六波羅蜜であると言われています。
    八正道は最後の頁に載せていますが、余りにも当たり前すぎて、実は、それが大切なのですが、もう少し解りやすくするために2ページに六波羅蜜を載せています。
     これを行うことにより、般若心経・真実の智慧を理解し、実感し、体得できるものだということです。そして、最後にある真言を唱えることにより。摩訶般若波羅蜜です。

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