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from: 煌世(こうせい)さん
2012年03月25日 17時55分14秒
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短編ミステリーの構成2
花粉症、ガマンできなくて眼と鼻の洗浄液を買いました。
効きます! なんとか…(^_^;)
ずっーと。。。ミステリードラマを観返していました。
今まで何度も見てるんだけど、今回は違う角度から分析。
でぇ〜〜〜完全に勘違いしてきたぁー(*0*)//////
2時間ドラマって、みんな同じような感じで、漠然とミステリーはこんな感じだろうと思ってたんだけど、全然違ってた。
取り敢えず、漫画の参考ということで小説ではなくて、実写やアニメを。
小説は群像劇的なところや短い文章ですませることができる場合も多いので、漫画の性質には、あまりに合わないところが多いという理由で。
で、前回アニメのコナンを参考に考証してみたんだけど、まず今回も30分で一話完結のものを。
「ストーカー殺人事件」。これは「ダイエットにご用心」と構成がちょっと似てて、ちょっと違っています。
コナンたちは偶然殺人事件に出くわします。そして被害者に深く関係している人物がいることがわかり、話を聞きます。ここに謎を解く伏線がいっぱいあるんだけど。
しかしコナンは犯人の使ったトリックが解けず壁に当たります。が、ちょっとしたことが謎解きのヒントになります。
そして犯人特定、事件解決と。
もう一本「三つ子別荘殺人事件」。
これは物語の前半で、被害者になる人物がずっーと息子たちのことを非難しています。そして殺され、犯人は三つ子の息子の誰か、ということになります。
物語の後半は、コナンが3人のアリバイ証言を聞いて矛盾に気づきます。
この2本、まったく違う構成です。前回の「ダイエットにご用心」と、だいたいトリックを使った短編ミステリーの構成は、この3種類くらいじゃないかと思うんです。
ところで、日本で初めて本格トリックを使った小説といえば、横溝正史の「本陣殺人事件」と言われています。
長編も参考までにと、片岡鶴太郎、中尾彬、古谷一行主演のを見比べました。
全然!違う。
わかりやすかったのは、中尾彬主演の映画でした。
トリックを解明しようとする金田一耕助と犯人の対決という図式でストーリーが組み立てられています。
それで、これは他の長編ドラマもそうなんだけど、主人公がトリック解明をしようとする姿よりも、被害者に関係した人物たちを訪ね歩いて、人間関係を主に描いていく作りになっています。
これで、ミステリーは皆同じ感じと勘違いしたわけです。
高木彬光の「刺青殺人事件」。名作です。
ドラマは近藤正臣が神津恭介を演じています。
ところが難解と思われた密室トリックは、物語の半ばで解き明かされます。
ところが、犯人がわからない。密室トリックを作った理由もわからない。
そして第2の殺人。
後半は、犯人は誰なのか、被害の関係者を当たっていくという構成です。
森村誠一原作の「高層の死角」。これも名作です。主演は中村雅俊。
これも密室殺人なんだけど、物語の1/3のところで謎は解明されます。犯人もわかります。ところがそれは共犯者で、真犯人がいることがわかります。
物語は、被害者と共犯者周辺の人物を調べていくという展開になっていきます。
そーゆーわけで、短編ではできない構成です。
他にもマンガや小説、ドラマ、映画とたくさんみたけど、やっと短編ミステリー漫画の作り方がわかりました。
デジタルの話。
ゼブラの「手書きリンク」を買おうと量販店をあちこち行ったんだけど、ぺんてるの「エアペン」しかない!
これ、最初に出た時に買いました。
そしてゼブラの商品が置いてあるところが、都内で3箇所しかないことが判明!
なんだよ(-_-メ)
腰良くなったら買いに行く。
画像は「回廊亭殺人事件」「浴室の美女(魔術師)」「悪魔の手毬唄」「三つ子別荘殺人事件」-
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