-
from: 煌世(こうせい)さん
2012年03月27日 17時24分25秒
icon
短編ミステリーの構成3
突然のアッちゃん卒業に涙が…(;_;)
でも頑張って(-o-)/
さて「超簡単! 売れるストーリー&キャラクターの作り方」(沼田やすひろ/講談社)を読みました。
良書です。
なんだけど、この手の本には言いたいことがあります。
“この手”というのは、2000円前後で売っている漫画ストーリーの作り方的な解説書のことです。
何冊も持っていて、確かに読むと得るところはあります。
だけど、この「超簡単!売れるー」もそうなんだけど、こういった本を読んだだけで物語は作れません!
この本のことを言えば、テーマとは何か? キャラクターの機能は? ドラマはどう作る? などほとんど書かれていません。
本書は、映画(特にスター・ウォーズやマイレージ・マイライフ、千と千尋の神隠しなど)を中心に、ストーリーの組立を分析した内容です。
面白い物語はプロットが共通している、という趣旨です。
プロットを13項目に分けて、それを13フェーズと名付けています。
他にも、リマインダーという言い方も使っています。
用語の意味するところはもちろん解説しているけど、これ、シナリオなんかを書く時に、これから普通に使うようになる?
今使われている、一般的なシナリオ用語に置き換えてもいいんじゃない?
そしてここに書かれたことを理解して使えるようになるには、シナリオの基本的な作り方を知って、例えば新井一氏の「シナリオの基礎技術」を読んで、わかっていることです。
他の漫画ストーリーの作り方の本も同じです。
ただ何から何まで書いてしまうと、中高生では買えない値段になってしまうかもしれません。
そこら辺は出版社の戦略になってしまうんでしょう。
もう一つ。
自分で、映画やドラマ、漫画、アニメなどを相当数、13フェーズに当てはめて分析してみなければ、このメソッドは使いこなせないと思います。
そして気になることが、キャラクターを作るという章で、「経験知」が必要とあります。
つまり結局、修行が必要ということです。
この本に書かれていることをやれば簡単にストーリーができる、と勘違いしてしまう。
でも良書です。
アニメのコナンで、30分で一話完結の作品に13フェーズを当てはめて分析してみました。
「ダイエットにご用心」「犯行現場は激セマ店」「三つ子別荘殺人事件」「ストーカー殺人事件」。
おおっ、短編ミステリーでもピッタリと当てはまった!
良い参考になりました。-
サークルで活動するには参加が必要です。
「サークルに参加する」ボタンをクリックしてください。
※参加を制限しているサークルもあります。 - 0
-
サークルで活動するには参加が必要です。
「サークルに参加する」ボタンをクリックしてください。
※参加を制限しているサークルもあります。 - 0
icon拍手者リスト
-
コメント: 全0件