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from: イモ虫さん
2012年06月14日 21時51分35秒
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自己認識と自己治癒(?
心がざわざわしてうるさいときは、目を閉じ周囲の音に耳を澄ます。
車の音、人々の声や生活音、虫や鳥の声、風の音、などなど…。
そうしているうちにやがて心は落ち着いていき、静まっていく。
そしてある程度静かになったら、静かな心のまま、静かに目を開け、じっくりと周囲の景色をゆっくり見渡していく。
そうして私は感じる。
ああ、ただそこに"在る"のだな、と。
そう、ただそこに"在る"。
虫も、動物も、大気も、植物も、無機物も有機物も…そして私も。
誰の為でもなく、誰の顔色を伺うのでもなく、それぞれが、それぞれに、ただ在るがままに、ただ在る。
ああ、分かっていたさ、分かっているよ。
ただ、心の騒音に掻き消され、少し、忘れてしまっていただけさ。
"ただ在る"
ただそれだけのことが、なぜか愛おしく、なぜか嬉しく、なぜか涙がでそうになるくらいに、それらで心が底のほうから打ち震えてくるのを感じる。
己の存在があらゆる存在に受け入れられる感覚。
己の存在が肯定され、存在が許されているのだという感覚。
ああ、ありがとう。ありがとう。
私は個であり、全てのなかの、一部だったのだね。
いままでに何度も忘れ、何度も思い出してきたことだ。
まったく…私も進歩がないものだ。
これからもまた忘れるのだろう。
そしてまた思い出すのだろう。
でも、それでいいとも思う。
所詮、私はまだまだ未熟な発展途上。
何度も何度も刻むうち、そのうちいつかは消えなくなるから。
忘れなくなるから。
だから今はそれでいいのだろう。
ま、死ぬ前までにそうなれてたら、それでいいさ〓icon拍手者リスト
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