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from: イモ虫さん
2012年06月30日 13時57分35秒
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虫
ある日、家のなかで小さな蜘蛛を発見した。
種類は不明だが、以前見かけてほっといたやつに外観が似ている。
そいつか?
最初に見たときは元気な様子だったのだが、二度目に見たときは動きがだいぶ鈍いように感じた。
元気がないのか?
寿命か?
試しに、すぐ近くに水を一滴垂らしてみた。
すると、ちょっと驚いたのちすぐに認識したようで、シュバッて感じに水に顔を突っ込んでった。
どうやら飲んでいるようだ。
そうか、喉が乾いていたのだね。
蜘蛛も水飲むんだねぇ、などと思いながら間近で観察していた。
しばらくすると、蜘蛛は満足したのか、顔についた水分を拭い拭い、どこかへと歩きだした。
気のせいかもしれないが、動きがよくなったように見えた。
その様子にちょっとほっとしたが、しかし、家のなかに入り込んでしまった虫って、ちゃんと食えているのかは分からないが、大概すぐに死骸として発見される記憶がある。
こいつも、このまま家のなかにいては長くは生きられまい。
そう思い、何かに捕まらせ捕獲(?)し、外へとその蜘蛛を放り出した。
達者でな。
ま、家のなかにいるよりかは生きられるだろう。
そして今日、今度はベランダでカナブンの一種と思われる虫を発見。
布団を干しながら、そんなとこにいたら踏んじまうなぁと思いチラチラと見ていた。
干し終わり、サンダルを履いた足でちょいちょいと突いてみたが反応が鈍い。
寿命か?
じゃあ水をやってみるかと、台所に水の入った霧吹きがあったのでそいつを持ってきて、噴出口を絞り水が直線状に出るように調節し、そいつんとこに水をピューっと出してみた。
そしたらやっぱりガブガブと飲んでいるようだった。
少しは元気が回復するかな?
そう思いながらしばらく観察していたが、まあでもペットでもない虫の生き死にはどうでもいいので、途中で観察をやめ、別のことをしていた。
再び用あってベランダに出たときには姿は消えていて、周囲を軽く見てみたがどこにもいなかった。
きっとどこかへと翔び去ったのだろう。
君が生きようが死のうがどうでもいいが、でも元気になって(?)よかったよかった。
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