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from: Dr. スリップさん
2020年08月02日 10時24分09秒
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宇垣纏の戦藻録(うがきまとむのせんもろく)
「録、く」
8月15日「日本の一番長い日」が近づいて来ると、自然に太平洋戦争に思いを馳せます。勿論私はこの戦争を全く知らない世代ですが、生まれる直前に日本人が250万人も死んだ事件があったなんて極めて異常なことです。海軍中将宇垣纒は、開戦から終戦まで、1日も欠かさず日記を付け続けました。彼は、開戦時は連合艦隊参謀長として山本五十六を補佐し、終戦時は第5航空艦隊司令として、特攻作戦を指揮していました。そして、玉音放送を聞いた直後、日記(戦藻録)に最後の1筆を記し、部下数人と艦上爆撃機「彗星」に分乗し、最後の特攻として沖縄海域へ突入します。彼の最後については、特攻として数百人の若者を死地に導いたことへの良心の呵責と責任者が生き残るなどもっての外だとの考え(肯定論)と、配下の全ての戦闘行為の停止と武装解除を責任もって断行しなければならない立場の人が死を選ぶとは無責任だとの考え(否定論)と賛否両論がありました。いずれにしても超異常な世界がちょっと前にあったのですね。
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