土曜日に職場で発行している機関紙の点字印刷をしてきました。

今のところは、点訳はボランティアの方にお願いしているのですが、

いつの日か自分で点訳できる事ができればと思い、印刷の時に１部余分

に印刷して家に持って帰って読んでいます。

　晴眼者の僕は目で読んでいるのですが、スムーズに読むには程遠い

状態です。講座を受講してから随分と早く読めるようになりましたが、

昔はこれを手打ちで打っていたのだと思うと、気が遠くなります。

　僕がぶち当たっている壁なんて、大した事ないですね。

簡単な文章を打つ勉強を始めて数日が過ぎました。

テキストに書いてある文章を打つだけなので、今のところは点字に集中

できていますが、これに点訳の作業も加わったらと思うと、かなりの集

中力が必要なんじゃないかと思います。

３回目の課題提出の日も近づいてきています。今日から課題の中の問題

に取りかかりました。

間違っては、書き直しての繰り返しで、多分時間がかかると思いますの

で、今から始めて丁度良いかと思います。

私は昭和52年の春 鍼灸師を目指して盲学校の入学試験を点字で受験しました。
その半年前に一人の鍼灸師の勧めで盲学校に行こうと決意しました。
私は地元で行われていた点訳講習会に通い猛勉強をしましたよ。
点字を書く事は簡単だったけど、指で触読するのは泣きたいほど大変でしたよ。
でも、盲学校に入学したんだから点字をマスターしたんだね。
その後、点字は点字タイプライターで書いていました。
その点字タイプのキーの配列とPCの点字入力に使うキーの配列が同じだったんだ。
だから70のじいちゃんもPCができるようになったと言うわけね。

サークルの皆さん
こんにちは。
私は74歳で全盲の者です。
四十年前に網膜色素変性症で失明しました。
失明により養豚業を廃業し鍼灸師になろうと決意して点字を覚えて盲学校の入学試験を点字で受験しました。
英語の点字には苦労しましたよ。
盲学校を卒業し鍼灸師の国家試験に合格し70歳まで進級師として働きました。
今はのんびり暮らしています。
こんな私ですがよろしくね。

けんちゃん様、初めまして。

書き込み、拝見しました。
私は、今、通信教育と並行して、点字の講座に通っているのですが、
その講座の先生も全盲でいらっしゃり、
「最近は、病気による中途失明の方の比率が多く、
点字を『触ってわかる』ようになるまで、本当にご苦労されているんですよ」
と、よくお話されます。

けんちゃん様の、「今はのんびり…」の生活までには
本当にたくさんの御苦労と頑張りが必要だったことと存じます。
「人生の大先輩！」とも合わせ、心より尊敬致します。

今は、点字の勉強を何か形にしたいと勉強しておりますが、
勉強はもちろんのこと、
実際に点字を必要とされている方々に、
（よりより形はどのような物か）にアンテナを張ることも
大事なのではないかと考えています。

「こういう情報が必要なんです」
「こういう書き方がわかりやすいですよ」等
ぜひお聞かせいただけましたら、有難く存じます。
どうぞこれからもよろしくお願い致します。

　文章を打つ練習に入り、今まで覚えてきた点字を駆使して打っている

のですが、文字に対して点字で打つと、当然の事ですが、文字の量が増

えるんですよね。

　濁音や半濁音になると墨字なら１文字のところを点字なら２文字分の

マスを使いますから、それだけ文字数が多くなるという訳です。多くな

るのは分かっていましたが、長い文章になればなるほど点字の量が凄い

事になってくるんですね。教材に『どうしてこんなに点字用紙が入って

るんだろう』と思っていたんですが、その訳が今分かりました。

　３回目の課題の練習は、ひとまず終了しましたので、１０月５日の課

題提出予定日までひたすら練習あるのみです。



※墨字

　視覚障害者の使用する「点字」に対して、晴眼者の使うひらがな、カ

タカナ、漢字などの筆記文字の呼称

　拗音・拗濁音・拗半濁音の練習に入り、１回に打つ点字の文字数が増

えてきて、だんだん大変になってきました。普段なかなか使わない文字

だから、ついつい疎かになってしまいがちですが、なかなか使わない点

字が、いざ出てきた時にスラスラ書けるとカッコいいですよね。

　今日は病院の定期検診だったのですが、病院に着いてエレベーターに

乗ると階数のところに打ってある点字表記が間違っているのです。いつ

もなら素通りするところですが、点字・点訳講座をやっているからこ

そ、こういうところに目が行くんですよね。

　受付で点字表記が間違っている事を話し、お客様専用投稿ＢＯＸに書

いて入れてきました。

ほんの少しお役に立った気分です。

　僕の数少ない趣味が「将棋」なんですが、近くの福祉センターで将棋

サークルに入りまして、皆でワイワイガヤガヤ言いながら将棋を指して

いるんですが、メンバーの中に視覚障がいの方がおられるんです。

　一体どうやって将棋を指すのかと思ったら、視覚障がい者用の盤と駒

があるらしいですね。今日初めて見せてもらいました。

　盤には線が浮き出た形になっていて、マス目が触って分かるようにな

っています。そして駒には側面に点字がピンで打ってあるんです。初め

て見るその将棋セットに、他の皆さんも興味津々で、対局を申し出てく

る方が絶えなくて大変でした。

　僕もその方と対局しました。僕が指した手を読み上げて知らせるんで

す。そしてその方がマス目を触って駒を動かすのですが、読み上げて知

らせる前に『あ、そこに動かしたんやね』と言って、触って確認する前

に言うので、『どうして分かるんですか？』と聞くと『大きい駒と小さ

い駒では音が違うから、それで分かる時があるね』と言うんです。

　あの小さい駒のわずかな大きさの違いが音で分かると言うのです。

『桂馬と香車とかなら分かりづらいけど、歩と飛車の違いとかなら分か

るよ』と言われていました。

　その方は中途失明で、見えなくなってから３０年になるという事でし

た。人間というのは目で見て入ってくる情報というのが６割から７割だ

そうです。その目からの情報が取り入れられなくなったら、替わりに他

の器官が発達すると聞いた事がありますが、そこまで発達するもんなん

ですね。＾＾；

　勝負の方は、ここまで書いたらもう分かりますよね。コテンパンに負

けました。対局後は僕の指した手まで覚えていて、『ここはこうした方

がいいよ』と教えてくれたりして、格の違いを見せつけられました。

　対局後は色々と話をしたのですが、点字・点訳講座を受けていると話

すと『今度、棋譜の点訳をお願いしようかな』と言われました。

　思わぬところから新たな目標が出来た一日でした。


※棋譜

将棋の指し手をマス目の番号の数字に合わせて文字で書いたもの。

「歩」を七段目の６列目に動かすと「７六歩」というふうに読み上げる。

あひる様　編集長様

新規挨拶に「拍手」いただき、ありがとうございます。

ただいま、ユーキャンの通信講座以外に、
ボランティアセンター主催の「点字・点訳講座」にも通っているのですが、
まだまだ身体に染み込むには、練習が必要と痛感しております。

また、この10月でセンターの講座（20回）が修了となってしまうのですが、
その後のステップとなる場所をなかなか見つけることができず、
いろいろとネット検索を続けております。

あひる様、編集長様、
また、管理人のゆう様、vivi様、ともに今後ともよろしくお願い致します。

　点字を打つ勉強を始めて１週間が過ぎました。

５０音は何とかカンペを見ないで打てるようになりましたが、間が開い

てしまうとすぐ忘れてしまいそうなので、１日３０分は点筆を持って点

字を打つ習慣をつけているところです。

　読む練習をしていた時と比べて格段に覚えるスピードが速いのは、や

はり自分で打っているからでしょうね。職場で視覚障害のスタッフに聞

いたところ、『私たちも触って覚えるよりも、打って覚える方が早かっ

たですね』と言われていました。

　これは点字に興味のある方なら誰でもやった事があると思うのです

が、実際に点字を触ってみて読もうとした事ってないですか？

僕もやった事があるんですが、さっぱり分かりませんでした。その事も

聞いてみたところ、『それは無理でしょうね。晴眼者（目が見えている

人）のうちは、多分無理だと思います。失明して本当にそれ（点字）し

か読み取る手段がなくなった時、初めて体が覚えようとするもんなんで

す』と教えてもらいました。

　人間の体って不思議なものですね。