長男？ヲグちゃんが寝ているのを無理に起こして撮った一枚です。
　この子は猫の割にドタバタと運動神経が良くなく、食事の時も悠然と現れ、さきに食べ初めている母親や弟たちの頭を抑えたりするので、初めはなんと強引なヤツなんだと思いましたが、よく観察していると別に悪気はないようで（？）、母親たちもサッと下がります。
　猫は餌の少ない北アフリカの乾燥地帯で縄張りが重なっていた、ひょっとしたら顔のデカい個体が優先して食事にありつく暗黙の了解を作り、無用な諍いを避けていたのか、と思ったりします。そういえば時々序列を確かめるように取っ組み合いをしているのもそれがあるのかと。この序列決めには、一番体の小さい母親はハナからエントリーしませんが、弟達はけして引き下がったりはしません。
　兄弟三人は母親から猫風邪を感染され、ワクチンを打っていたために軽症で住みましたが、このヲグだけはまだ時々涙目をしています。体と顔はデカいのにあまり丈夫そうではない。無理に起こして撮った写真、改めて見ると、猫はきっと何かを考えているな、と思わせるような表情をしています。これが犬と並んで人間の伴であり続ける魅力の一つなのでしょうか。