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独断と偏見で楽しむイタリア芸術

独断と偏見で楽しむイタリア芸術>掲示板

公開 メンバー数:53人

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  • from: シニョレッリさん

    2012/12/16 10:02:29

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    美術館・教会巡り(55) ローマ、カジノ・ボンコンパーニ・ルドヴィージ

    カジノ・ボンコンパーニ・ルドヴィージは元々別荘で美術館や教会とは違うので、巡りシリーズに入れるのが良いか迷いますが、その辺はご容赦を。
    この別荘の現在の所有者が分かりませんが、カラヴァッジョのパトロンだったデル・モンテ枢機卿の別荘でしたが、後にルドヴィージ枢機卿に売却したものです。

    別荘を取り囲む塀が高く、侵入者を防いでいます。

    ローマの中心地ですが、この辺だけは緑に溢れた静穏な雰囲気が漂っています。

    人を寄せ付けない厳重な高い塀です。この別荘の事をご存じない方は見上げることもなく通り過ぎてしまうでしょう。

    別荘の入り口です。開けられるのは通常20人纏まって予約した時に限られると思います。

    入口近くにある岩盤ですが、何処か不自然に見え、人工的に作ったもののように思えます。

    別荘の建物です。この建物の天井や側壁に絵画が描かれており、美術ファンにとっては見逃せない場所となっています。

    ここに入ったのは2回ですが、その時は写真を撮ることが出来ませんでした。

    カラヴァッジョの唯一の壁画「ユピテル、ネプトゥルヌス、プルート」です。二階の入り口外の天井にあります。フレスコが苦手だったカラヴァッジョは天井に直接油彩で描いています。

    グエルチーノの最高傑作「アウロラ(曙)」です。1階アウロラの間の天井にあります。
    その他にグエルチーノ、ドメニキーノ、パウル・ブリルなどの風景画が「風景の間」にあります。

    予約必須で少し行き難いかも知れませんが、それだけの価値は十分あると思います。

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  • from: シニョレッリさん

    2012/12/16 08:31:02

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    傑作選(20) アンニーバレ・カラッチの「聖母被昇天」

    ローマでカラヴァッジョの好敵手だったアンニーバレ・カラッチには数々の傑作がありますが、最高傑作はこの「聖母被昇天」だと思います。(ファルネーゼ宮の天井画が凄いですが、ファルネーゼ宮はフランス大使館になっているので早々見ることが出来ないので一応除外ということにしましょう)

    ローマ、サンタ・マリア・デル・ポポロ教会のチェラージ礼拝堂の正面主祭壇を飾っています。
    ピンボケなので、Web Gallery of Artからの作品画像を載せましょう。

    左右の側壁にカラヴァッジョの「聖ペテロの磔刑」と「聖パウロの回心」がありますが、観光客の多くはカラヴァッジョの二作品に注視するようで、アンニーバレの作品には然程注意を払わないように思います。
    でもバロッコの二大画家の作品が同時に堪能出来るのは、ここだけです。
    チェラージ家がアンニーバレに礼拝堂装飾全てを依頼しましたが、この「聖母被昇天」と天井などのフレスコを描き終わった時に、アンニーバレの元々の雇用主であるファルネーゼ家から新しい仕事を請けざるを得なくなって、チェラージ礼拝堂の仕事の中断の已む無きに至り、その代わりにカラヴァッジョが制作することになったそうです。

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  • from: シニョレッリさん

    2012/12/15 11:33:38

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    美術館・教会巡り(54) サヴォーナ市立絵画館

    美術館・教会巡りが好きな私にとって、公共交通機関、特にバス便が極端に不便になる日曜日と祝日、そして美術館・博物館の大部分が休館となる月曜日の過ごし方に腐心させられます。
    サヴォーナ市立絵画館は月曜でも開館しているので、リグーリア州への旅では貴重な存在です。

    絵画館となっているパラッツォ・ガボッティです。

    パラッツォのキオストロだと思いますが、通り抜けが出来ると言うか、道路になっています。パラッツォの中にトラットリアが入っていて、道路?に席が置かれています。

    トラットリアの席の上に浮彫があります。

    絵画館の扉が閉まっていましたが、開館予定時間きっかりに空きました。
    今年4月に初めて行きましたが、事前学習不足のため不完全燃焼の鑑賞となってしまったので、10月にも行った次第です。

    ドナート・バルディの「磔刑と聖母tマグダラのマリアと福音書記者聖ヨハネ」です。
    尚、今回の作品画像は全てサヴォーナ市立絵画館HPからの転載です。

    ジョヴァンニ・マツォーネの「ご生誕のポリプテック」です。大きな豪華な作品です。

    ジョヴァンニ・バッティスタ・カルローネの「火山噴火に驚くヴィーナスとマルス」です。

    ニッコロ・バラビーノの「玉座の聖母子と聖人たち」です。

    ここで圧巻なのは、無名画家による「聖母子」が33点あることでしょう。
    私が感銘を受けた作品ですが、ヴィンチェンツォ・フォッパの「玉座の聖母子と聖人たち」、タッデオ・ディ・バルトロの「聖母子と聖人たちと寄進者」、ルカ・バウドの「幼きキリストを崇拝する聖母と二天使」、ヴァレリオ・カステッロのピエタ」、ドメニコ・ピオラの「福音書記者聖ヨハネの前に現れた十字架を担ぐキリスト」などでした。

    絵画館を出たところにあるオブジェです。

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  • from: シニョレッリさん

    2012/12/14 07:15:40

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    ぐら姐さん

     >1年のうち何日ぐらい日本を留守にしていらっしゃるのでしょう?

    今年は比較的多くて80日くらいでしょうか。
    来年2月末に毎日が日曜日になるので、ぐっと減りそうです。それにFSの乗り換え、旅先での日々の洗濯などが体力的に苦痛になりつつあるので。

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  • from: ぐら姐さん

    2012/12/13 20:31:28

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    いいですね~
    半日でもしっかりオペラを楽しめるなんて。
    シニョレッリさんは、1年のうち何日ぐらい日本を留守にしていらっしゃるのでしょう?

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  • from: シニョレッリさん

    2012/12/13 13:24:06

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    半日のイタリア

    たった半日だけローマに行きましたが、出張の帰りということで仕方がありません。
    オペラ座で「シモン・ボッカネグラ」を観ただけで終わってしまいました。勿論、それが目的でしたから。
    リッカルド・ムーティは手慣れたものでした、安心して観ることが出来ました。良かったです。

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  • from: シニョレッリさん

    2012/12/13 12:52:22

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    ザヴィエルさん

     >カルロクリヴェッリという人の絵は随分変わってませんか?

    カルロはヴェネツィア出身ながら絵画と生活の両面で非常に個性的でした。何処の美術館でも一目で独創的そして個性的な彼の作品と分かります。兎も角キンキラキン、金箔を施した黄金地のパネルに描いたのですから。

    ヴェネツィア共和国は国としての統制が非常に厳しかったので、彼の様な性格では大成功を収めることが難しかったのです。人妻を誘拐して姦通罪に問われ、ヴェネツィアから逃亡しましたが流浪の果てに落ち着いたマルケ地方で彼の才能が開花したと言われています。

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  • from: シニョレッリさん

    2012/12/13 12:31:47

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    ザヴィエルさん

    コメント有難うございます。

    返事が遅れ申し訳ありませんでした。
    先ほど出張から戻りました。

    サッソフェッラートはローマでドメニキーノに師事したのですが、何故か画風はバロッコ期でもなく、ボローニャ派のかけらさえも認められない、盛期リナシメント・スタイルだったのです。

    「祈る聖母」ですが色彩が鮮やか、しかも甘美、と言う訳で彼の宗教画はペルジーノ風とされています。その様な事情から18世紀から19世紀前半までは、彼はラファエッロと同時代に生きたラファエッロ追随者と誤解されていたとの事です。

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  • from: シニョレッリさん

    2012/12/12 16:21:26

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    美術館・教会巡り(52) アンコーナ、サン・ドメニコ教会

    中世の時代から街の中心だった(今では違います)プレビスシート広場の正面にあるのが、サン・ドメニコ教会です。

    ご覧のとおりバロッコ様式ですが、元々の古い教会を18世紀に建て直したからです。

    広場から階段を上った正面にあります。階段のほぼ真ん中にあるのは「クレメンテ(クレメンス)12世の彫像」です。

    この彫像はピエトロ・ブラッチの制作です。クレメンテ12世とピエトロ・ブラッチとくれば直ぐに思い出すでしょう。そうです、ローマのトレヴィの泉です。
    アンコーナにクレメンテ12世の彫像があるのは、彼がアンコーナの港湾整備を主導したからでしょう。



    中は単廊式で、どちらかと言えば稍簡素な造りです。

    グエルチーノの「受胎告知」です。油彩画は光ってしまうので、写真を撮るのが大変です。

    フラッシュで撮ったらピンボケ。ティツィアーノの「磔刑と三聖人」です。



    フラッシュ無しで撮るとこんな具合になりました。

    チャンと作品画像があります。

    階段の途中にある泉です。これも有名のようです。

    この教会の見所はティツィアーノとグエルチーノの二作品だけだと思います。

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  • from: ザヴィエルさん

    2012/12/11 19:08:29

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    シニョレッリさん

    カルロクリヴェッリという人の絵は随分変わってませんか?聖母の頭の回りにそんなに目立つ果物を書くとか、、まぁアトリビュートだとか総てに意味が有るとかは分かるにしても目立ちすぎ?、、、全体の雰囲気も挿絵の様なというかイコンの様な平坦さと写実が混ざったというか、、なんでしょね?

    前のコメントの見た事有るというのは「聖三位一体」のことでしたすいません。

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