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from: シニョレッリさん
2013年05月31日 14時48分54秒
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街歩き(21) ブレーシャ
旅先で資料が無いので、無謀な試みですがブレーシャの街歩きをやってみます。
例によって駅から始めます。その理由はFS利用で街に入ることが多いからです。
駅舎です。
駅からチェントロに向かいます。
活気ある街ですが、裏通りは寧ろヒッソリしています。
メルカト広場です。
サンタガタ教会です。
ポルティコが多い街です。
ドゥオーモ横に立つブロレットです。
ブロレットとは中世の合同庁舎のようなものです。
12世紀、自治都市となったブレーシャはここに木造の市庁舎を建てましたが、直ぐに老朽化したので、石造りに建て替えられ、その後数度に渡る増築・改築を経て、現在の姿になったものです。
ブロレットにはフレスコ画が残されています。
ゴヴェルノ宮です。
ゴヴェルノ宮は市庁舎の一部として使用されています。
ローマ時代の遺跡が見えてきました。
遺跡は整備されており、係員がいる時は無料で自由に見学可能です。
73年にヴェスパシアーノ帝が建てたカピトリーノ神殿です。
チゴーラ館です。
市の観光ガイドに拠れば、チゴーラ館が必見とされていますが、その訳が釈然としませんでした。
賑やかな通りにある、今は使用されなくなった教会です。市の観光地図にも教会自体の記載がないので廃棄された教会だと思います。
街一番の目抜き通りCorso Zanardelliです。左はテアトロ・グランデです。
この日の二週間後、ここでドニゼッティの「ランメルモールのルチア」を観ました。オペラを観ると往ったり来たりとなって、効率良い旅とはなりません。
サンタ・ジュリア博物館を眼下に見下ろす位置に、ひっそりと佇むクリスト教会です。
整然としたキオストロです。
世界遺産のサンタ・ジュリア博物館に近接しているので、見逃す方が多い事でしょうが、中々見所が多い教会です。
単身廊のこじんまりした内部ですが、壁と言う壁にフレスコ画が描かれています。
「キリストの生涯」と「マリアの生涯」が描かれています。
サンタ・ジュリアを構成する3つの教会が最早教会の機能を果たしていないことから、地元の人たちの為にその代わりを果たすのがこの教会だそうです。
リナシメント様式のロッジアです。
ロッジアは現在、市庁舎として使用されています。
これって何でしたか?忘れてしまいました。
18世紀末に改築された比較的新しく見えるサンタレッサンドロ教会ですが、元々は15世紀に創建されました。当時の祭壇画が残っており、貴重な作品となっています。
その貴重な祭壇画はヤコポ・ベッリーニの「受胎告知」です。ヤコポの作品があるのは、ブレーシャが1426年から1797年までヴェネツィア領だったからと思われます。
ミラノに次いでロンバルディア第二の都市であるブレーシャは豊かな経済力を背景にした文化の街なので、体力が続く限り何度でも訪れたいと思います。
トージオ・マルティネンゴ絵画館が再オープンされれば直ぐにでも行きたい!-
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2013年05月31日 06時13分35秒
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美術館・教会巡り(128) ブレーシャ、ロトンダ(ドゥオーモ・ヴェッキオ)
見どころが多いロトンダですが、何回行っても何時も物足りなさを感じてしまいます。
手前がロトンダ、その向こうがドゥオーモ、ドウオーモの先に塔があるのがブロレットです。
12世紀に創建されたロマネスク様式の教会です。
ロトンダ、ドゥオーモ、ブロレット前のパオロ6世広場(ドゥオーモ広場とも言うようです)には、何時も市が立っています。その関係で、これらの建物の写真を撮るのは中々難しそうです。
ドゥオーモから見たロトンダです。
ロトンダは5世紀に建てられた初期キリスト教の旧サンタ・マリア・マッジョーレ教会の上に建てられたそうです。
ここから聖堂内部に入ります。
堂内は円筒形です。見慣れた三廊式や単廊式の教会とはかなり趣が異なります。
中央礼拝堂です。祭壇画はモレットの「整備被昇天」ですが、ロープが張られ近づけないので、良く見えません。
この礼拝堂に「聖遺物を納めた十字架」があるのですが、何時も鉄格子が邪魔して見えません。
この礼拝堂の正面と左右の壁面にモレットの3点の作品がありますが、ここも何時も閉まっていて良く見えません。
天井の装飾です。
クリプタは初期キリスト教時代に創建された旧サンタ・マリア・マッジョーレ教会です。
照明が点けられていないので、良く見えませんが、壁面にはビザンチン様式の古いフレスコ画が描かれています。
観たい作品を遠くから眺めるだけ、クリプタの照明は滅多に点灯されないと言う訳で、訪れても何時も物足りなさを感じてしまうロトンダです。-
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2013年05月30日 07時48分14秒
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美術館・教会巡り(127) ブレーシャ市立トージオ・マルティネンゴ絵画館
昼間は眠くて仕方がありませんでしたが、パーティーが終わって寝る時刻になっても、アルコールが入っているにも拘らず、目が冴えて眠れそうもないので、更新することにしました。時差の影響を受けることは滅多にありませんが、到着の日やその翌日にパーティーがあると、眠い時に寝ないので、どうも時差ぼけになるようです。
ブレーシャの見所は、何と言っても世界遺産となったサンタ・ジュリア博物館と珠玉としか言いようがない傑作絵画の宝庫であるトージオ・マルティネンゴ絵画館の二つだと思います。その二つが共にブレーシャ市立であることに、ブレーシャ市の文化に対する尽力とそれを支える財政的な豊かさを感じます。今年は知りませんが、昨年までは宿泊しても滞在税は無かったように思います。
オペラ劇場を越えて東に向かいます。
街の目抜き通りであるマジェンタ通りです。
モレット通りに出て、東に進みます。
直ぐにサンタレッサンドロ教会が見えてきます。
モレット通りとクレスピ通りの交差点にあるモレット広場に出ます。
モレット広場の横にあるのがサンタンジェラ・メリチ教会です。
木々と花が植えられた静寂なモレット広場に立つモレット・ダ・ブレーシャの記念像です。立っているのが画家モレットですが、座っているのが誰か分かりません。
絵画館は修復工事の為、現在、休館中です。この写真は2012年10月に行った時のものです。休館となって、もう3,4年経つと思いますが、中々再開館の運びにはなりません。
開館したらブレーシャに行こうと予定していましたが、何時になるか分からないので痺れを切らして昨年10月に行った次第です。
1906年、ブレーシャ貴族のパオロ・トージオ伯爵とレオパルド・マルティネンゴ伯爵の二人が、それぞれコレクションした美術品を市当局に寄贈して創設された絵画館なので、絵画館の名称は二人の伯爵に由来します。
モレット広場前です。
さて、この絵画館の展示作品ですが、休館前は撮影禁止だったので、例によってWeb Gallery of Artの作品画像を転載させて頂くことにしましょう。
モレットの「ローヴェッリの祭壇画」です。流石に地元出身の画家モレットの作品展示は非常に充実しており、この作品を含めて13作品が展示されています。
モレットの「受胎告知」(1535-40)です。
モレットの「この人を見よ」(1550-54)です。
モレットの「サロメに扮したチェッリア・ダラゴーナの肖像」(1537)です。
サヴォルドの「羊飼いの礼拝」(1540c)です。これと全く同じ作品がヴェネツィアにもありますね。
サヴォルドの「フルート奏者」(1519)です。
ロレンツォ・ロットの「羊飼いの礼拝」(1534c)です。この絵画館で私が最も好きな作品です。
ラッファエッロの「天使」(1500-01)です。この作品は地震によって崩壊した祭壇画の一部だと言われています。
ラッファエッロの「祝福を与えるキリスト」(1506)です。
ヴィンチェンツォ・フォッパの「メルカンツィアの祭壇画」です。
フランチェスコ・ナポレターノとヴィンチェンツォ・チヴェルキオの二人による「トレンティーノの聖ニコラの祭壇画」です。
ロマニーノの「サン・ドメニコの祭壇画」(1545-48)です。ブレーシャのサン・ドメニコ教会にあった作品なので、そう呼ばれています。
この他にも沢山の作品画像がありますが、キリが無いのでこの辺で止めましょう。沢山の作品画像があるという事は、それだけこの絵画館に傑作・秀作が沢山ある事を示しているのです。
修復工事が早く終わって、一刻も早くこれらの傑作と再会したいものです。-
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from: シニョレッリさん
2013年05月29日 06時59分11秒
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美術館・教会巡り(126) ブレーシャ市立サンタ・ジュリア博物館
ローマへの機内で、久し振りに森田義之さんの「メディチ家」(講談社現代新書)を再読しました。セミナー受講に当たり、フィレンツェの歴史に関する知識や記憶を今一度確かめておく必要性に駆られたからです。この本の記述には間違いがなく、フィレンツェ通史の把握には最適でお勧めです。
色々の街を旅するに当たって、その街の歴史を少しでも知っておくと、街歩きの際に街並み、建物、遺跡などが身近に感じられ、より一層有意義で楽しい旅になると思います。
さて、本題のサンタ・ジュリア博物館です。
この博物館は近年整備されて、とてつもない規模の大博物館になったと思ったら、何と2011年に「サン・サルヴァトーレ教会とサンタ・ジュリア教会の複合建築」として世界遺産に登録されたのです。
写真はサン・サルヴァトーレ教会です。
こちらはサンタ・ジュリア教会です。
この博物館はサンタ・ジュリア、サン・サルヴァトーレに加えてサンタ・マリア・イン・ソラリオ教会、それに各教会の修道院が含まれます。
各教会の扉はこのように閉じられ、最早教会としては使用されていないようです。
広大な面積に加えて、展示が地下、一階、二階に及び、その数も膨大なので、丹念に見ようとする丸一日かけても見切れないと思います。
博物館の入り口です。
展示室、教会内部の写真撮影が禁止されているので、モザイク、フレスコ画、彫刻、遺跡発掘物などの紹介が出来ません。クリプタ、教会内陣・後陣そのものも大きな見どころです。
サンタ・マリア・イン・ソラリオ教会です。
三つの教会とその付属修道院が回廊で繋がっています、と簡単に描いてますが、展示室が複雑に配置されているので、自分が何処にいるのかが中々分かりません。
回廊、キオストロの写真はOKです。
サン・サルヴァトーレ教会のキオストロです。
これは何でしょうか。
サン・サルヴァトーレ修道院のリナシメント様式のキオストロです。
ここは修道女の修道院でした。
この博物館はフランス人やドイツ人が大変好きで結構混み合っていますが、日本人を見かけたことは一度もありません。
ここは貴重な場所です、お勧めです。-
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2013年05月24日 14時13分31秒
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初夏の旅(おまけ) アッシジ
「初夏の旅」でアッシジを忘れていました。
ペルージャからバスで日帰り遠足をしました。
この日の天気は変わり易く、快晴、晴れ、曇り、雨でした。
ペルージャよりも混雑していました。
サン・フランチェスコ聖堂がアッシジのドゥオーモだと思っていた時がありました。ドゥオーモは左側に見えるサン・ルフィーノです。
小さな街で何度も来ているので、地図なしで適当に歩いていたら、現在位置が分からなくなりましたが、景色が開けたところに出て、「ああ、ここか」と分かった次第です。油断禁物です。
大きな教会ばかりです。-
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from: シニョレッリさん
2013年05月18日 02時30分13秒
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cokemomoさん
ヴェネツィアのニャーゴは観光客慣れして、直ぐに寄ってきますよ。デジカメにも慣れています。
一方、小さな街では人見知りするニャーゴが多くて、デジカメを起動させる音とレンズ鏡筒の飛び出しに驚くようで、直ぐに逃げ出します。
ニャーゴに限らずワンコも大好きで、直ぐに仲良しになってしまいます。icon
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from: cokemomoさん
2013年05月17日 15時44分28秒
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from: シニョレッリさん
2013年05月16日 16時18分52秒
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定時運行のFS
「初夏の旅」では、ほぼ毎日、FSを利用しています。これまで、列車の遅れには随分泣かされてきましたが、今回だけは違います。
私が乗った殆どの列車が定時運行でした。今迄何かと評判が悪かったFSですが、大幅に改善されています、これは特筆すべきことだと思います。
完全引退してからJR東日本の列車には偶にしか乗りませんが、私の場合、人身事故やら車両故障、強風などで大幅な遅れに遭遇する率が非常に高いのです。
定時運行では今や完全にFSの方が勝っていますね。
キリスト教国ですから。
モンテプルチャーノのバスターミナル10:00発のバスがChiusi Scaloに10:50定時に着きました。
Firenze SMN発 Roma Termini行きのRVの Chiusi Chianciano Terme駅の発車は10:57です。これまでは遅れが普通でしたから、7分の接続時間は余裕でした。
ところが、10:55到着予定の乗車予定の列車が何と10:53頃に早着。
大慌てで切符を買い、打刻器で打刻して、重い荷物を持って階段を下り、そして上って無事乗車することが出来ました。
オルヴィエートまでの乗車時間は25分ほどでしたが、この移動は疲れました。
皆さん、FSの遅れを計算して移動するのは止めましょう。-
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from: シニョレッリさん
2013年05月16日 13時06分44秒
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イタリア猫歩き
イタリアの猫君、写真が嫌いです。
さっきまで、お腹をなでなでして信愛を深めたので、頃はよしとばかりにカメラを取り出すと、にわかに立ち上がり今逃げようとするところを辛うじて写すことが出来ました。(ピサで)
この子は興味津々で近づいてきたところを撮れました。ところが声をかけると一目散に逃げ出しました。(オルヴィエートで)
機嫌良さそうに日向ぼっこをしていましたが、カメラを見るや立ち上がり逃げ出そうとする瞬間です。(トーディで)
今まさに脱兎の如く逃げ出す、その第一歩の瞬間をとらえることが出来ました。(ピエンツァで)
この子は頭が良い。金網の向こうにいるので安心しきっています。(モンテプルチャーノで)
この子は悠々自適。気品が高そう。(コモで)
イタリアの猫を撮った普通の写真がこれです。逃げ足が速くて、何時もこんな感じとなります。(ペルージャで)
日本では猫に好かれていますが、イタリアの猫は外国人に対して警戒心があるようです。
猫君と比べて、ワンコを撮るのは実に簡単です。(コルトーナで) -
from: シニョレッリさん
2013年05月16日 02時32分55秒
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初夏の旅(24) ノヴァ―ラ
旅の後半を迎えて、漸く「初夏の旅」に相応しい天候が続くようになりました。
ロンバルディアとピエモンテの州境に位置するノヴァ―ラはイタリアでも有数の工業都市ですが、ミラノとトリノのスタイルが混在する興味深い街です。
FS駅を降りると真っ先に目に飛び込んでくるのが塔です。
塔に見えますが、サン・ガウデンツィオ教会の円蓋です。鐘楼でもありません。この教会はお宝芸術品の宝庫です。
この円蓋ですが、トリノのモーレ・アントネッリアーナ(国立映画博物館となっている)と非常に似ている感じがします。それは当然で同じ設計者による設計ですから。
この辺が街の中心コルソ・イタリアです。
大聖堂にもお宝芸術品が沢山あります。
この辺りは夕刻になると大賑わいですが、平日の昼間は閑散としています。
この街にも城塞があります。
ノヴァ―ラでは大失敗がありました。期待して入った市立美術館ですが、以前と異なり完全な現代美術館に変身していました。うーん、私の調査不足でしょうかね。でも、前に見た沢山の1400年代から1700年にかけての素晴らしい作品の数々は一体全体何処に行ったのでしょうか?市立美術館のスタッフに確認してもノヴァ―ラにある美術館はここだけと言うし・・・・-
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