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独断と偏見で楽しむイタリア芸術

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公開 メンバー数:54人

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  • from: シニョレッリさん

    2012年11月09日 08時03分11秒

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    美術館・教会巡り(26) サン・サルヴィ美術館

    前回サン・サルヴィ教会の続編です。
    サン・サルヴィ修道院食堂に描かれたアンドレア・デル・サルトの「最後の晩餐」を元に、ウッフィツィ美術館の非常設展示作品などを加えて、国管理の美術館としたものです。どうやらアンドレア・デル・サルト「最後の晩餐」美術館が正式名称のようです。

    美術館は教会から行けないので、少し迷うかも知れません。
    教会の少し手前にある通りを右折します。

    この道です。少し先に木々が見えますが、そこが美術館に入り口です。


    ここが入口です。目立ちませんが、入り口に案内が表示してあるので、迷う事はないと思います。

    門から入ると小さな庭があります。綺麗に掃除されてゴミが一つも見当たりません。

    建物の入り口から撮った庭です。

    建物の入り口にある案内標識です。
    Cenacoloとは「最後の晩餐」のことです。

    現在、この美術館は撮影禁止となっています。という事で3年前に撮った写真を載せましょう。(この時も撮影禁止だったようですが、当時はそのような標識が無く、誰もいなかったので写真を撮ってしまいました)
    入口から中に入ると長い廊下があり、その両壁に作品が展示されています。全部で4部屋、フレスコを含めて46作品が展示されています。その殆どが傑作、秀作となっています。唯々畏れ入るばかり、感無量です。
    入館は無料です。

    アンドレア・デル・サルトの「最後の晩餐」です。
    この作品は素晴らしい!!これを見た貴方はアンドレア・デル・サルトに感服、いっぺんに好きになることでしょう。そして「最後の晩餐」は何もレオナルド・ダ・ヴィンチだけではないと再認識することでしょう。

    フランチャビージョの「我に構うな」(フレスコ)です。

    フランチャビージョの「玉座の聖母子と洗礼者ヨハネと聖ジョッベ」です。

    その他の作品については画像がありません。最後に私が何時も感激してしまう作品リストを載せましょう。
    ポントルモ:「聖母子と幼き洗礼者ヨハネ」「アレッサンドリアの聖女カテリーナ」
    アンドレア・デル・サルト:「受胎告知(剥離フレスコ)」「我に構うな」「ポルタ・ピンティの聖母」
    ジョヴァンニ・アントニオ・ソリアーニ:「聖母子と幼き洗礼者ヨハネ」「磔刑を見つめる聖ジャコモとマグダラのマリアと聖女カテリーナ」
    コジモ・ロッセリ:「玉座の聖母子と幼き洗礼者ヨハネと聖ジロラモと聖ピエトロ」
    ミケーレ・ディ・リドルフォ・デル・ギルランダイオ:「殉教者たち」「聖母子と四聖人」
    バッキアッカ:「大天使ラファエルとトビアス」

    これほどの美術館ですが、あのウッフィツィ美術館の長蛇の列と対照的に何時も入館者は誰もいません。この日は係員さえもいませんでした。ここに来るとウッフィツィ美術館の入館者のうち、美術ファンは何人いるのでしょう、と思ってしまいます。




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コメント: 全2件

from: シニョレッリさん

2016年11月30日 08時27分40秒

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イカデビルさん、

コメント、有難うございます。

アンドレア・デル・サルトは巨匠ですね。
数年前まで、「ハルピュイアの聖母」はミケランジェロの「聖家族」の対面の壁に展示されていました。アンドレアの作品をじっくり鑑賞していたら、ミケランジェロ作品鑑賞の邪魔扱いをされて参りました。
スカルツォの回廊のフレスコ画が秀逸ですね。

漱石の「吾輩は猫である」の中でアンドレア・デル・サルトが書かれてます。アンドレアは日本では人気がないように思いますが、流石に漱石ですね。恐らく留学中にアンドレアの作品を見たと思います。

あの美術館は、随分前に「アンドレア・デル・サルトの『最後の晩餐』美術館」と名称が変わりました。
郊外にあるので、よほどの美術ファンでないと、あそこまで足を伸ばさないのでしょう。
今では写真OKとなっているので、全作品の写真を撮ってあります。そのうちにブログにアップする予定です。

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from: イカデビルさん

2016年11月29日 22時03分47秒

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シニョレッリさん、こんばんは
アンドレア・デル・サルトはウフィツィ美術館で初めて「ハルピュイアの聖母」を見た時に素晴らしい画家だと思いました。
その後サン・サルヴィ美術館の「最後の晩餐」を見て更に好きになりました。

16世紀にフィレンツェがスペイン軍に包囲されて破壊寸前だった時に、スペイン軍の隊長がこの「最後の晩餐」を見て、あまりの素晴らしさに街の破壊を思いとどまった、という逸話さえあるようですね。

サン・サルヴィ美術館は3回程訪れましたが、シニョレッリさん仰る通り、人に殆ど会うことがありません。記帳を求められますが、ノートを見ると前日の来館者は10人もいません。無料で素晴らしい絵を見られるのに勿体無いと思ってしまいます。

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