ミラノの南東約３２ｋｍにあるローディは見所沢山の美しい街です。

ローディ大聖堂です。教会が開くのは午前中と夕方なので、街歩きは朝食後直ぐに始めます。

Basilica Cattedrale della Vergine Assuntaが正式名称です。聖母被昇天大聖堂とでも訳すのでしょうか。

美しいバラ窓です。元々はロマネスク様式の教会でしたが、大きな修復工事を経て、部分によってロマネスク、ゴシック、ルネサンスと様式がバラバラです。因みにバラ窓はルネサンス様式です。

ファサード正面入り口のルネッタに浮彫があります。この入口は大体閉まっていて、通常出入りは向って右側の側扉で行われます。

正面入り口の柱を支える石像です。(向かって左側）

建設が開始されたのが1158年、早くも5年後の1163年に献堂式が行われましたが、完成はそれよりも100年以上経った1284年との事です。

入口です。「聖母子」のタベルナコロがありますが作者は不明です。

中は三廊式の堂々とした造りですが、度重なる修復を経たので、少しチグハグな感じが否めません。

太い柱にフレスコがあったそうですが、剥離して残っていません。

「聖母子」ですが制作者名は不明です。

アルベルト・ピアッツァの「全称判断」です。保存状態が良くありません。他にアルベルトの「聖母被昇天」のフレスコがあります。
残念ながら、この大聖堂にお宝美術品はあまりなさそうです。お宝美術品は大聖堂付属のMuseo　Diocesanoにある事になっていますが、そこに行ってもお宝は見つかりませんでした。

キオストロの回廊が見事です。

ポリティコ天井の石組が凄いと思いました。

中庭を駐車場として有効利用していました。

この様な綺麗な中庭を駐車場として利用するのは勿体ないと思いますが、イタリアの旧市街の殆どは駐車場難に喘いでいるので仕方が無い側面があります。

クーポラです。

ここは大聖堂の一部で、花屋となっています。