今回はローディの見所の一つサン・フランチェスコ教会です。

あまりお目にかかったことがないファサードです。

このファサードはレンガを積み上げたままの状態で放置され未完成ですが、当時流行だったバラ窓だけは完成されました。

1280年に建設が始められ、1307年に最初の献堂式が行われたロマネスク・ゴシック様式の教会です。

教会の横壁にフレスコがあります。

内部は三廊式、ラテン十字形の身廊から成っています。

殆どの柱にフレスコ画が描かれています。

これらのフレスコの殆どは14～15世紀に制作されたものだそうです。

左右の側廊と主祭壇の両側に礼拝堂が設けられています。

これらのフレスコはセバスティアーノ・ガレオッティ、イル・モロッソ、エネア・サルメッジアらによって描かれたとの事ですが、制作者と作品の特定は資料不足の為、出来ませんでした。

天井もフレスコで覆われていますが、暗くて良く分りませんでした。

教会に隣接するマッジョーレ病院です。

マッジョーレ病院にも見所が幾つかあるのですが、病院から出てきてバスを待っている人たちの咳が凄かったので、イタリア人たちの迷惑と自分の健康を考えて病院内に入ることを断念しました。