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from: シニョレッリさん
2013年01月22日 09時03分09秒
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美術館・教会巡り(83) パヴィア大聖堂
今回はイタリアを代表する教会の一つであるパヴィア大聖堂を取り上げましょう。
あのミラノ大聖堂を凌いでロンバルディア州で最も大きな教会です。イタリアでもヴァチカンのサン・ピエトロ寺院、フィレンツェの花の大聖堂に次いで三番目の大きさだそうです。
ドゥオーモ広場です。
ドウオーモ広場中心にあるのは、14世紀頃にイタリアの大部分を征服したパヴィアの英雄マッテオ・ヴィンコンティの騎馬ブロンズ像だそうです。リナシメント期に造られたのが最初ですが、その後壊され、再建を二度繰り返し、現在のものは1937年に造られた三番目となるものだそうです。
この場所にサント・ステファノとサンタ・マリア・デル・ポポロの二つの大聖堂が隣接してありましたが、現在の建物はその二つの大聖堂を統合する形で1488年に建設が始められたものです。
リナシメント様式のロンバルディアを代表する建物で、歴史的に価値が高いと言われています。ブラマンテ、レオナルド・ダ・ヴィンチなど当時錚々たる建築家たちがこの建築に参画したとの事です。
工事着工以来、約500年後の1933年に建築が漸く完成しましたが、それは当時の財政難からの取り敢えずの妥協の産物で、実は未完成だそうです。
煉瓦積みそのままの質実剛健そのもの、荒々しい感じがするファサードです。
聖堂内部は三廊式ギリシャ十字形となっています。
長らく修復工事が行われ、内部に入れませんでしたが、実は私が行った日、2012年10月9日にも入ることが出来ませんでした。修復工事が終わって再建を祝うミサが私が行った日の5日後の10月14日(日)に行われ、その日以降、一般に公開されることになったのです。大聖堂HPでは工事終了と出ていたので、期待して行ったのですが残念でした。聖堂内部のこの写真はHPからの転載です。
この巨大なクーポラはフィレンツェ大聖堂に次いで二番目に大きなもので1809年の完成です。
この白くなっている部分が今回の工事で修復された所だと思います。-
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