トリノ市立博物館は多彩な展示が特徴です。

街の中心カステッロ広場に堂々とした質実剛健そのもののマダーマ宮が建っています。

軍服の像が幾つか並んでいます。武器や格好から20世紀の軍人たちでしょうね。この辺は特に興味がないので調べていません。

マダーマ宮にトリノ市立博物館があります。古代ローマ時代の遺跡・モザイク、陶器、絵画、彫刻、食器、服装品、彩色写本など多彩な展示、それに加えて広い宮殿、四つの塔を見ると相当な体力と時間が必要です。
博物館内部は写真撮影禁止なので、絵画部門だけ紹介することにしましょう。

アントネッロ・ダ・メッシーナの「男の肖像」です。

デフェンデンテ・フェッラーリの「ご誕生」です。ここにはデフェンデンテの作品が16点展示されており、彼を好きな方にとっては正しく殿堂でしょう。
これ以上の作品画像が見つかりません。
と言う訳で、私の独断と偏見で判断して傑作・秀作と思われる作品を列挙して、この項を終わることにします。
バルナバ・ダ・モデナ：「聖母子」
ピエトロ・ダ・アルバ：「聖母子と聖人たちの多翼祭壇画」
ジロラモ・ジョヴェノーネ：「聖母子と聖アンナ」「幼きキリストへの崇拝」
デフェンデンテ・フェッラーリ：「聖母戴冠」「聖母の結婚」「聖女マルゲリータ」「洗礼者ヨハネと聖イーヴォと２寄進者」「聖セバスティアーノと聖ロッコ」
ガウデンツィオ・フェッラーリ：「羊飼いの礼拝とマギの礼拝の二連画」
アントニオ・ヴィヴァリーニ：「聖母戴冠」
アーニョロ・ブロンズィーノ：「大天使ミカエルと悪魔」
フランチェスコ・ソリメナ：「聖母子と聖フィリッポ・ネリ」
オラツィオ・ジェンティレスキ：「聖母被昇天」
ジュリオ・チェーザレ・プロカッチーニ：「聖女ルフィーナの殉教」
イル・チェラーノ：「聖フランチェスコ」
カルロ・フランチェスコ・ヌヴォローネ：「聖母子とサヴォイア家王子」