リミニのユリウス・カエサル像について（補足）

「カエサル像がここにある理由はお分かりでしょうね。」とだけ書いたのですが、友人から「分からない、不親切だ」との指摘を受けてしまいました。
と言う訳で補足しましょう。

Piazza Tre Martiriです。

広場にある時計台です。

広場の東端にあるカエサル像です。
カエサルは紀元前49年1月10日、軍勢を従えてルビコン川を越え、アドリア海沿いにイタリア制圧を目指しました。当時のローマの規定では軍装のままでルビコン川を越えることは禁じられていました。リミニの西約8kmにサヴィニャーノ・スル・ルビコーネと言う街がありますが、ルビコン川を越えた場所はその街付近と言われています。ルビコン川を越えて、フラミニア街道の基点リミニで軍勢を整えてからローマへと進軍したそうです。それに因んで、この場所にカエサル像があるのだそうす。(リミニの観光案内パンフレットから）

街歩き（8）　リミニ　その2

新法王が選出されましたが、私にとって意外だったのは、枢機卿が115人もいたことです。アレクサンドル6世、ユリウス2世、レオ10世など中世のコンクラーヴェに於ける票の争奪戦や買収が面白く私の興味の的でもありますが、当時の枢機卿数と比べると、現在は地位のインフレでしょうね。

アウグスト通りを更に東に向かいます。

直ぐにカヴール広場に出ます。これは市庁舎です。

市庁舎の横にアレンゴ・エ・デル・ポデスタ宮があります。

この辺が街の中心です。清掃車が散水しながら来ました。そのため、右手前にあるピーニャの泉の写真を撮り損ねてしまいました。

カヴール広場に面した、一見教会風の建物です。

教会風の建物の中は、といっても壁がありませんが、こんな感じです。これは何なのか分からないのですが、何時も多くの人が腰かけてお喋りを楽しんでいます。この日は何故か無人でした。

カヴール広場を後にすると、直ぐに別の広場に出ます。

マラテスタ広場です。

広場にシスモンド城が建ってます。

リミニを支配していたマラテスタ家の居城です。

1500年、チェーザレ・ボルジアはリミニに侵攻し、マラテスタ家の支配を終焉させました。

博物館として内部公開されていますが、長らく監獄として使用されていたせいなのか、陰気が感じが否めなく好きではありません。

城から離れて川に向かいます。

サンタ・マリア・ディ・セルヴィ教会です。

マッキア川に架かるティベリウスの橋です。

アウグストゥス治世の紀元14年に建設が始められ、ティベリウス時代の紀元21年に完成したそうです。

対岸です。

今なお現役の橋です。

私も橋を渡りました。
この橋がフラミニア街道（ローマ～リミニ）とエミリア街道（ピアチェンツァ～リミニ）の起点とされています。（アウグストゥスの凱旋門が起点との別説もあるようです）

これは街道のオマケ。ピアチェンツァの写真を2つ載せます。

オマケのローマの写真は今さらなので省略です。

道草を止めてリミニです。この教会名が分かりません。

サン・フランチェスコ・サヴェリオ教会です。

大きな教会ですが、私が行く時に限ってなのか分かりませんが、扉が閉まっていて入ったことがありません。

教会の建物の一部が市立博物館になっています。

市立博物館は美術館・教会巡りで触れました。
シーズンオフの海水浴場などの写真については省略します。