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from: シニョレッリさん
2013/11/21 09:52:47
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美術館・教会巡り(197) サンセポルクロ、サン・ロッコ教会とオラトリオ
サンセポルクロは、歩き回って美術館や教会巡りするには、距離的に手頃で、而も開いている教会が多いのが嬉しい限りです。
今回は、僅か1泊しただけなので、写真と撮りながら作品の鑑賞も行うとなると、訪問出来る教会の数は4,5つくらいが限度になってしまいます。
教会巡りをしているうちに、祭壇画の鑑賞には、教会と太陽の向きから午前10時くらいが最適だと思うようになりました。どうも教会の多くは、午前10時頃の太陽光線を意識して建てられているのかも知れません。
さて、今回は、サン・ロッコ教会とそのオラトリオOratorio della Compagnia del Crociffissoです。
手前のサン・フランチェスコ広場から教会が見えますが、それがサン・ロッコ教会です。向かって右の建物は、ピエロ・デッラ・フランチェスカの生家と言われるCasa di Pieroです。
1554年に建設されました。
これを撮っておくと後で役立ちます。
翼廊なし、単廊式のシンプルな内部です。
主祭壇
主祭壇の17世紀に制作された木製磔刑彫刻をよく見ると扉で閉じられるようになっています。
その扉に描かれていますが、作者は不明のようです。
これらは、多分、17世紀の制作だと思います。
17世紀に制作された「聖ロッコ」の木製彫刻
13世紀に制作された「十字架から降ろされたキリスト(木製)」
ラッファエッリーノ・ダ・コッレの「キリストの復活」(1554)
Leonardo Congi(16世紀第一四半世紀にボルゴ・サン・セポルクロ生まれ~1569ローマで没)の「聖セバスティアーノ」
時間が無くなってきたので、オラトリオについては後でアップすることにしましょう。
(続く)
コメント: 全1件
from: シニョレッリさん
2013/11/21 15:34:38
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美術館・教会巡り(197) サンセポルクロ、サン・ロッコ教会とオラトリオ (続き)




























それでは、オラトリオに移ります。
教会から行けますが、この日は扉に鍵がかかっていたので、一旦、教会を出てからオラトリオに向かいます。
隣接する建物にあります。
教会の後陣です。
こちらの方に入り口があります。
例によって、説明案内板を写真に収めました。
では、中に入ってみましょう。
天井が低いので、クリプタような感じがします。
「慈悲のオラトリオ」とも言うようです。
お目当てのフレスコ画よりも、向って写真右端の黒衣の無気味な人形ばかりに目が行ってしまいます。
これって何でしょうか?
死神ですか?
死神?後ろに、十字架から降ろされたキリストの遺体が輿に乗せられています。こうして遺体を運んだと思います。
1世紀頃の霊柩車?みたいなものらしい。
テーマは、「受胎告知」から「磔刑」までのキリストの生涯が描かれています。
これらのフレスコ画は、1587年から1588年にアレッサンドロ、ケルビーノ、ジョヴァンニのアルベルティ3兄弟によって描かれました。
一部落剝や退色が認められますが、総じ保存状態が良いと思います。
私の好みでは、彼の画風は好きな方に入ります。
有名な作品ではありませんが、丹念に描かれた秀作です。誰もいない静謐で、少し不気味な空間の中、じっくりと鑑賞しました。
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