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from: シニョレッリさん
2014/02/02 15:27:21
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美術館・教会巡り(244) Milano、Chiesa di Santa Maria presso San Celso
美術作品が多く、美術ファンにとっては楽しい限りの教会を取り上げます。ただ、教会の名称が紛らわしいのが唯一の問題点でしょうか。
紛らわしいのは、先ずこの写真からもお分かりでしょう。二つの教会が隣同士に並んでいます。
二つの教会は、煉瓦の柱廊で仕切られています。
普通、サンタ・マリア・プレッソ・サン・チェルソ教会と言う場合、こちらの教会を指すようです。
こちらの教会は、普通、サン・チェルソ教会と呼ばれている様です。
この案内板によれば、二つの教会を併せてSantuario di Santa Maria dei Miracoli、教会のHPに依れば、Santuario di Santa Maria dei Miracoli presso San Celsoとも呼ばれています。
サン・チェルソ教会の方は、扉が何時も閉まっているので、ここでは取り上げないことにします。
1493年に創建され、16世紀に完成したルネサンス様式とマニエリスム様式の折衷の教会です。
ファサード前にアトリウムと回廊があります。
回廊が三方を囲んでいます。
ファサードに彫刻や浮彫があります。
浮彫はAnnibale FontanaとStoldo Lorenziの作品ですが、どの部分を誰が制作したのか、の特定はされていないようです。
三廊式の内陣です。
内陣中央から左側廊を見た写真こちらは右側廊
主祭壇と後陣です。
クーポラ
後陣のフレスコ画の制作者が分かりません。
教会側では勿論、作者は分かっている筈です。
天井装飾も制作者が分かりません。
こちらの通路から後陣に行けます。
通路の天井装飾
光線の角度が悪くて、画像が殆ど分かりません。
「Crociffiso di San Carlo」の磔刑像
カッリスト・ピアッツァの作品?
ジュリオ・チェーザレ・プロカッチーニの「聖ナザロと聖チェルソの殉教」(1607)
パリス・ポルドーネの「聖家族と聖ジロラモ」
アントニオ・カンピの「キリストの復活」
カルロ・ウルビーノ(1550-1585)の「聖母被昇天」
ガウデンツィオ・フェッラーリの「キリストの洗礼」
カルロ・ウルビーノの「キリストと聖母の邂逅」
不明
モレットの「聖パオロの屈服」
カミッロ・プロカッチーニの「聖母被昇天」
ジュリオ・チェーザレ・プロカッチーニの「十字架降下」
イル・チェラーノの「聖女カテリーナの殉教」
下の「聖母子と二聖人」は有名な作品ですが、ロンバルディアの無名画家の作品でしょう。
このフレスコ画の作者が分かりません。
上の作品は、ベルゴニョーネの「幼きキリストへの崇拝」です。
ここは美術作品の宝庫です。キリが無いので、この辺で終わることにしましょう。
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