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from: シニョレッリさん
2014年02月16日 15時01分15秒
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早春の旅(11) ピストイア
フィレンツェから近く、日帰りで訪れる方が多いピストイアですが、見所が沢山あるので、泊まる価値は十分ある街だと思います。
今回の旅は僅か一泊でしたが、行けなかった教会が沢山あって、心残りとなってしまいました。教会巡りは午前中が勝負で、かなり急いで回りましたが、ミサ中や元々時間的に無理があったことから、そうなってしまいました。
昨日のピストイアは曇り時々晴れ、気温が17,18℃で汗ばむくらいでした。
主な広場には、市が立っていました。
同じドゥオーモ広場ですが、午後になると賑わっていた店はいなくなって、閑散としていました。
市立美術館は有難いことに無料(65歳以上)で、例の如く入館者は初めから最後まで私一人だけで、沢山の傑作秀作をそれこそ独り占めで鑑賞できました。
この美術館で最も有名な作品(写真)にも再会できて、大満足です。
ピストイアの画家Bernardino Detti(1498‐1566)の「聖母子と聖人たち」(1523)です。
何故有名なのか、はお分かりですよね。聖母がふくよか。キリストの腕にハエが止まっています。描かれた当時、この作品は物議を醸しだしました。でも画家の言い分が理に適っているとして、逆に大いに評価が高まったのです。
このハエ一匹の表現が秀逸で、見とれてしまいます。ハエの影が皮膚に映っています。名人芸をさりげなく表現しているところに凄さを感じます。
道路の突き当りがチェッポ病院ですが、工事中で見ることが出来ませんでした。(ロッビア一族による彩釉テラコッタが壁一面にあります)
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