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独断と偏見で楽しむイタリア芸術

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公開 メンバー数:53人

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  • from: シニョレッリさん

    2014/02/22 09:03:23

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    美術館・教会巡り(246) Milano、Basilica di Sant'Eufemia


    サンテウフェミア聖堂です。

    創建が472年、完成と奉献が498年の初期キリスト教会が前身ですが、15世紀に再建されました。その15世紀の建物を生かしながら、Enrico Terzaghiの設計によって、1870年に完成したのが、現在の姿となっています。

    という事で、ネオロマネスク様式の教会は可なり新しく見えますが、それは当然と言う訳です。

    ファサードにポルティコがあって、そのルネッタはモザイクによって装飾されています。

    モザイクは、ラヴェンナのガッラ・プラチーディア廟のモザイクを模して造られたそうです。

    1869年頃の制作です。

    聖堂内部は、単廊式、ネオゴシック様式となっています。一見、古そうに見えますが、よく見ると新しいのが分かり、やや興醒めです。

    左右の側壁に礼拝堂が設けられています。

    右側壁

    壁と言う壁は、フレスコ画で装飾されています。

    後陣は3つに分かれています。19世紀に描かれたフレスコ画の制作者は明らかにされていません。

    マルコ・ドッジョルノの「玉座の聖母子と四聖人と三音楽天使」です。マルコは、レオナルド・ダ・ヴィンチの弟子で、典型的なレオナルドスキの画風でした。

    マルコ・ドッジョルノの「聖女カテリーナの神秘な結婚」です。(フレスコ)

    これもマルコ・ドッジョルノの「聖女カテリーナの神秘な結婚」ですが、こちらはテンペラ画です。

    「磔刑」の制作者が分かりません。

    Augusto Lozzia(1896-1962)の「ロザリオの聖母」です。
    以下、制作不明の祭壇画を並べましょう。


    教会には、祭壇画の支払い記録が残っている筈で、当然、画家名もその記録に記されていると思います。




    これは現代の宗教画でしょう。

    聖堂のすぐ横にも教会があります。

    通常、この教会は開いてません。

    開いていない教会の名称です。

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コメント: 全2件

from: シニョレッリさん

2014/02/24 06:56:00

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cokemomoさん、こんにちわ。
コメント有難うございます!

昨年2月のイタリアは、cokemomoさんはラヴェンナで大雪に遭遇し、ご苦労されたと思いますが、私も雪と寒さで難儀しました。それを教訓として、今年はヒートテックの下着など、防寒対策を万全にして出発したのですが、豈図らんや、連日、気温が高めに推移する暖かいイタリアでして、逆に汗だらけになる始末でした。(20℃を超えた日が数日ありました)

ミラノですが、そろそろ飽きてきたので、今日の教区美術館で一旦区切りとして、他の街に行きたいと思います。

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from: cokemomoさん

2014/02/23 20:03:14

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シニョレッリさん、こんにちは。

イタリアからお帰りになられて、こちらの寒さと残った雪の多さに驚かれたのでは?
本当にたくさん降ったのです(><。)

「あれ、この模様は?」と思ったモザイク装飾、やっぱりガッラ・プラチーディア廟のモザイクを模したものだったのですね。ラヴェンナのものの方が美しい気はしますが、これはこれで見てみたいと思いました。
シニョレッリさんのおかげでミラノでも見学したいものが増えてきました。

私もよく目にする「ミラノは最後の晩餐だけ」という意見、ちっともそんな事はないですね。

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