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from: シニョレッリさん
2014年03月04日 07時39分10秒
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美術館・教会巡り(252) Montepulciano、Chiesa di Sant'Agnese
バスターミナルから坂を上って、漸くチェントロが見えてきました。
プラート門の前、城壁外に教会があります。
1306年奉献のSant'Agnese教会です。
創建時はゴシック様式だったそうですが、何となく新しく見えます。それもその筈で、ファサードは1926年に改築され、ポータルのフレスコ画だけが14世紀のものだそうです。煉瓦造りの鐘楼は18世紀初頭に改築されたものです。
単廊式、バロック様式の内部です。17世紀に大規模な修復が行われた関係で、創建時の姿は想像だに出来ません。
私の教会の好みは、初期キリスト教会、ロマネスクとゴシック様式ですが、古い歴史ある教会でも改築されている事が多く、歴史の重みが感じられないのが残念です。
旗はなんでしょうか?
祭壇です。後陣の装飾がありません。
祭壇横の「磔刑像」は13世紀末に造られたもので、創建時の祭壇にあったものです。
Niccolo Betti(1550-1617)の「羊飼いの礼拝」(1581)
Cerchia di Giovanni di Paolo(シエナ1417-1482)の「授乳の聖母」
この作品には見とれました。
17世紀のシエナ派の画家の「聖母子と聖女アグネスとリマの聖女ローザ」
シモーネ・マルティーニ派の14世紀のオルヴィエートの画家による「聖母子」です。この作品も中々の傑作だと思います。
以下の作品の制作者が分かりません。
誰の殉教を描いたのでしょうか?
「羊飼いの礼拝」「授乳の聖母」、14世紀の「聖母子」の3点が見どころだと思います。
ファサード前からチェントロが見えます。
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