通りの先にファサードが見えてます。

ドゥオーモ広場は工事中でした。

手前はブロレットです。
9世紀頃に建設されたサンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂が前身です。

14世紀中頃、大聖堂の建て替えが決定され、1396年から建設工事が始まりました。ファサードは1457年から1498年に建設され、教会としての一応の形が整ったのですが、クーポラの建設が遅れて漸く1770年に完成しました。

創建から完成まで400年近くかかったので、後期ゴシック様式、ルネサンス様式、ロココ様式の建築様式が見られます。
幅36m、翼廊56m、身廊87m、高さ75mの巨大な建物です。

身廊です。

後陣とクーポラ

ミラノ大聖堂と多くの類似点がありますが、全く違うのはロココ様式の後陣です。

ポータル上の装飾です。

内部は三廊式、ラテン十字形となっています。

聖水盤

洗礼盤

右側廊の天井装飾

主祭壇に向かいます。

後陣は立ち入り禁止で、お目当ての彫刻がよく見えません。

ガウデンツィオ・フェッラーリの「聖母の結婚」

ベルナルディーノ・ルイーニの「羊飼いの礼拝」

ベルナルディーノ・ルイーニの「エジプトへの逃避」

ベルナルディーノ・ルイーニの「マギの礼拝」

ベルナルディーノ・ルイーニの「玉座の聖母子と聖人たち」

この作品は作者不明？

タペストリーがあります。

これらのタペストリーは、16世紀から17世紀にフェッラーラ、フィレンツェ、アントワープで織られた、大変高価なものです。