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from: シニョレッリさん
2014/04/02 10:22:45
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美術館・教会巡り(268) Basilica di San Domenico (Perugia)
イタリア広場からの眺めです。
サン・ドメニコ聖堂です。イタリア広場から徒歩で10分程度の距離でしょうか。
Tre Archiを潜ります。
カヴール大通りを少し歩けば、聖堂が左手にあります。
近くで見ると随分感じが違います。
1304年に創建され、1459年に奉献された、元々はゴシック様式の教会でした。(サン・ドメニコ・ヴェッキオ聖堂とも呼ばれています)
御覧のように、ポータルは16世紀後半の典型的な形式、バロック様式の階段がある、という少しチグハグな感じを与える外観となっています。これは、幾度となく行われた改修工事の結果です。
この階段は1629年から1632年にかけて行われた大改修の際に設けられました。
階段に向かって左、この写真は突き当りになりますが、扉は旧修道院の入り口です。修道院だった建物は、現在、国立ウンブリア考古学博物館として使用されています。これについては、後で触れることにして、聖堂内部に入ります。
三廊式、バロック様式の内部です。創建当時のゴシック様式の内部は、荒廃が進んで1614年から1615年頃には危険となって、教会として使用することが難しくなりました。1629年から1632年にかけてバロック様式への大改修が行われたそうです。
右側廊方向
左側廊
主祭壇と後陣です。
後陣のゴシック様式のステンドグラスは有名です。
後陣のフレスコ画は、所謂サン・ドメニコ・ヴェッキオ時代のものです。
この辺は、マリオット・ディ・ナルドが描いたとの説があります。
Benedetto di Bindoが描いたとの説もあります。
「聖母子と二聖人」は、確実にベネデットが描いたとされているようです。
この聖堂の見所は、やはり残されたフレスコ画だと思います。
15世紀頃のフレスコ画としては、保存状態が悪いとは言えません。
この場面は保存状態が良いですね。
こちらのフレスコ画は帰属が明確となっており、Benedetto Bonfigliによって1496年に制作されました。
落剝が激しい!
次に祭壇画に移ります。
ジョヴァンニ・ランフランコの「聖人たちに顕現する栄光の聖母子」
制作者が特定されているのは、この作品だけです。
詳細不明となっていますが、支払記録が残されている場合が多いので、聖堂側では制作者名などの詳細は分かっていると思うのですが・・・
まだまだ沢山あるのですが、このくらいにして先に急ぎます。
このフレスコ画は、ジャンニコーラ・ディ・パオロが1494年に制作したものです。
出来としては普通でしょうね。
定番のピエタもあります。
ペルジーノ工房の作品との事ですが、作風が違うのでは?
私の靴音に気付いて、体を起こした二人です。教会の中でこんなことをやって良いの、ということをやっていました。
時間が無くなりました。修道院はあとでやります。
(つづく)
コメント: 全1件
from: シニョレッリさん
2014/04/02 14:41:01
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続きは、併設されている修道院です。









国立ウンブリア考古学博物館の入り口です。
旧修道院の回廊です。修道院は、教会創建から約150年後の1455年から建設が始められ、1579年に完成しました。
回廊の壁には、フレスコ画が描かれていたそうですが、今は塗り潰されて全く残っていません。
1454年から建設が始められ、1500年に完成した鐘楼は、今よりももっと高かったのですが、安定性が悪いとの理由で1546年に今の高さまで低くされました。
回廊の所々に遺跡からの発掘物が展示されています。
回廊に展示する理由が分かりません。
博物館に入館しましたが、「芸術」と直接関係がないので、このサイトでは触れません。
回廊とキオストロは料金不要です。
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