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独断と偏見で楽しむイタリア芸術

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  • from: シニョレッリさん

    2014年04月14日 06時52分21秒

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    リナッシメント芸術家(49) Dietisalvi di Speme

    前回、グイド・ダ・シエナをやったので、グイドとの深い関係で、ディエティサルヴィ・ディ・スペーメを取り上げない訳には行きません。

    Dietisalvi di Speme(1250-1291シエナで活動記録):13世紀後半にシエナで活動した画家です。
    spemeとは希望と言う意味ですが、彼が多分捨て子であったことから、そのように称されるそうです。
    チマブーエとコッポ・ディ・マルコヴァルドの強い影響を受けた画風でしたが、画風形成の過程など、彼の生涯については、殆ど分かっていません。彼の作品とスそれらに対する支払い記録や住民登録記録が残されているだけです。
    1285年から1291年にかけて、彼の住民登録が残されているそうで、それだけでもイタリアって凄いと思います。
    彼の作品ですが、祭壇画よりも写本の表紙絵の方が数多く残されています。
    グイド・ダ・シエナと一緒に幾つかの作品を制作しましたが、二人の間には明確な画風の違いがあるので、師弟関係に恐らくなかったのではないか、と言う説が有力のようです。
    ただ、この時代の作品は、その時代背景から殆ど同じようなスタイルで描かれているので、私にとっては、誰の作品かを特定することが到底出来ません。

    グイド・ダ・シエナと共同で制作した作品については、(48)のグイド・ダ・シエナのトピックで触れたので、ここではスペーメ単独の作品を紹介することにします。

    アレッツォの国立中世近代美術館です。ここに彼の作品があります。

    アレッツォの国立中世近代美術館で展示されている「玉座の聖母子」です。
    シエナ以外で彼の作品を見たのは、恐らくアレッツォだけだと思います。(調べれば、他で見たことがあるかも知れませんが)

    国立シエナ美術館に彼の作品が幾つか展示されています。

    「サンタ・キアーラの祭壇画」(1280c)

    「玉座の聖母子」

    「玉座の聖母子」

    シエナ大聖堂にも彼の作品があります。
    ここの作品画像は私が撮ったものではありません。

    礼拝堂祭壇を飾る「聖母子」

    シエナ大聖堂のクリプタの壁に描かれたフレスコ画です。

    13世紀後半に描かれた作品がこうして見ることが出来る、それだけでも感激します。

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