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独断と偏見で楽しむイタリア芸術

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  • from: シニョレッリさん

    2014年05月14日 14時52分22秒

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    リナシメント芸術家(58) パオロ・ピーノ

    画家というよりも彼の二冊の著作によって、美術理論・評論家として後世に名前が残るパオロ・ピーノを取り上げます。

    Paolo Pino(1534~1565ヴェネツィアで記録):画風形成の過程に関する確実な記録が残されていないようですが、ヴェネツィアでサヴォルドに師事したと自称したので、サヴォルドの弟子とされています。
    画風は、ヴェネツィア派スタイルを基調にベルガモ派の影響が認められるものでしたが、現存する作品が多くないので、この辺も確かではありません。肖像画を得意にしていたとの説が有力ですが、個人蔵の作品を除けば、肖像画で残されている彼の作品は4つしかないようです。
    1548年に出版された、フィレンツェ派よりもヴェネツィア派の優位性やマニエリスム様式の将来性を論じた「絵画問答」と、1554年に出版された「マニエリスムの理論」の二冊が当時、評判となりました。
    「絵画問答」の要約を読みましたが、ヴェネツィア派の方がフィレンツェ派よりも勝るという、彼の主張はある程度賛同できるものの、やや独善的ではないかと思いました。
    では、彼の絵画作品を見てみましょう。

    フィレンツェのウッフィツィ美術館です。

    ウッフィツィ美術館所蔵の「医師コイニャーティの肖像」(1534)
    この作品に彼の署名と制作年が記されています。これが彼の最初の活動記録となっています。

    パドヴァのサン・フランチェスコ教会です。

    「聖母子と聖人たち」(パドヴァ、サン・フランチェスコ教会)

    ローマ、ドーリア・パンフォーリ美術館のキオストロ
    ドーリア・パンフォーリ美術館に「男の肖像」が展示されていますが、作品画像がありません。
    彼の描いた、個人蔵の肖像画が度々オークションに出品されているようです。

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