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独断と偏見で楽しむイタリア芸術

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  • from: シニョレッリさん

    2014年06月14日 09時51分32秒

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    美術館・教会巡り(295) ローマ、サンタ・マリア・ディ・ロレート教会

    正式名称は、サンタ・マリア・ディ・ロレート・アル・フォロ・トライヤーノ教会と言い、その名の通りトラヤヌスのフォロ近くにある教会です。

    この辺は見慣れた建物ばかりです。

    コメントの必要がありませんね。

    ヴェネツィア宮

    遺跡の向こうに二つの教会があります。

    今回はこちらの教会です。

    トラヤヌスの塔がありますが、この写真では左の教会が、今回取り上げる教会です。

    これを撮っておけば、後で間違え防止になります。

    建築家アントニオ・ダ・サンガッロ・イル・ジョーヴァネ(1484フィレンツェ生まれ~1546テルニで没]の設計によって、1507年に創建されたマニエリスム様式の建物です。

    完成は1585年でしたが、奉献は完成前の1522年に行われました。

    主祭壇です。
    この教会装飾の殆どがバロック様式の絵画や彫刻から成っています。

    主祭壇画は、ガスパーレ・デ・ヴェッキの「ロレートの聖母と聖セバスティアーノと大天使ミカエル」(1628)です。

    カヴァリエーリ・ダルピーノの「聖母誕生」(1630)
    ダルピーノは、カラヴァッジョとの関係で有名なので、改めての説明は不要でしょうね。

    ダルピーノの「聖母の死」(1630)

    モザイク装飾

    この礼拝堂は、「キリストの教会への出現」を始め、フィリッポ・ミケエーリによって装飾されました。

    天井のフレスコ画もフィリッポの作品です。

    左下は、フィリッポの自画像?

    この教会に団体客が訪れることは滅多にないのですが、この日は珍しくも団体客が大勢押し寄せてきたので、早々に退散しました。

    教会を出て、トロヤヌスのフォロに向かいました。

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