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from: シニョレッリさん
2014年07月21日 13時39分14秒
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村歩き(60) モンバルドーネ Mombaldone
未だアスティにいますが、今日もアスティをアップするのでは少々工夫が足りません。という事で、「最も美しい村」にリストアップされているモンバルドーネです。
未だアスティにいますが、今日もアスティをアップするのでは少々工夫が足りません。
という事で、「最も美しい村」にリストアップされているモンバルドーネです。
モンバルドーネは、人口242人!のピエモンテ州アレッサンドリアにあるコムーネです。ミラノ、ナポリ、ボローニャなどの大都市もコムーネですが、その大きさが全然違うので、今回は街歩き改め村歩きにしました。
アックイ・テルメでカッシーネ~モンバルドーネ間の往復切符を買った時に、駅員に変な顔をされました。(カッシーネ、モンバルドーネ両方の駅ともに無人駅で、切符を買えないだろうと思って予め切符を買ったのです)
乗ってきた列車を見送りました。
検札に来た車掌にも変な顔をされました。
7月後半で夏休みの真っ最中なので、「美しい村」のモンバルドーネはさぞや観光客で一杯だろうとの予測は見事に外れて、Mombaldone-Roccaverano駅に下車したのは私一人でした。
駅舎です。
遠くに教会らしき建物が見えて、期待が膨らみます。
道を進みます。
本で見た光景と同じです。
振り返って駅舎を撮りました。(望遠機能で撮っているので近くに見えますが)
この道路標識でモンバルドーネまで1km、Roccaveranoまで7kmと分かりました。
標識に従って進みました。
1kmならば徒歩で10分程度です。
静かでした。聞こえてくるのは、鳥とセミの鳴き声だけでした。
写真では良く分りませんが、可なり急な坂道になっています。
周りは林になっています。
振り返って撮ってみました。坂道であることが分かります。
この上が村でしょう。
佇まいから村役場だと思いました。
Municipioとあります、やはり村役場でした。
モンバルドーネの紋章です。
村役場にあったものですが、何でしょうか?
村役場で地図や観光案内書を求めましたが、作っていないとの事。
この門が村の入り口のようです。
この小さな村でも城塞になっていた時代があるそうです。
うむ、うむ。読みました。
門を潜って、いよいよ村歩きです。
(つづく)
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ぐら姐、
from: シニョレッリさん
2014年07月25日 08時25分40秒
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村歩き(60) モンバルドーネ (その3)
行き止まりでは、元来た道を戻るよりありません。
これから2時間強、時間をつぶさなければ。
村中の全て路地と家々を回ることにしました。
「怪しい日本人め、油断するなよ」と警戒と威嚇の吠え声をあげるワンちゃんもいません。犬がいないみたいです。
家自体は古そうですが、綺麗にされています。
猫もいませんでした。
イタリアの小さな村って、お喋り好きのお年寄りが集まっての討論会を必ず目にしますが、この村だけは例外のようです。
村人は何処にいるのでしょうか?
聞こえるのは、相変わらず鳥とセミの鳴き声です。
家並みが途切れた場所からの風景です。
日中は畑の方に出ているのかも知れません。
3,40軒の村落ですから、全部回ったとしても大して時間が掛かりません。
教会がある広場に直ぐに戻ってしまいました。
先ほどから10分ほどしか経ってません。
日差しを避けて、日蔭のベンチに腰を下ろすと、今後は蚊がやってきました。
この後ろ辺りにカステッロがあるようです。
道を少し下ります。
この辺が、どうもカステッロの残骸のようです。
カステッロの城壁のようです。
写真右はサン・ニコラ―オ教会の後陣です。
カステッロの建物の一部を利用した建てられたのが、サン・ニコラ―オ教会のようです。
拝変わらず静寂に包まれています。
もうすぐお昼です、お腹が空いてきました。昼食の算段をあれこれ考えましたが、良いアイディアが浮かびません。
(つづく)
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ぐら姐、
from: シニョレッリさん
2014年07月24日 07時49分07秒
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村歩き(60) モンバルドーネ (その2)
門を潜って、村のチェントロに入りました。
潜ってきた門です。
静かです、誰もいません。
村を南北に貫くローマ通りです。
この様なトンネルや路地がローマ通りから東西に延びています。これは大袈裟で、10m位で行き止まりの小道が殆どです。
道は非常に綺麗です。
路地は後回しにして、先を急ぎました。(実は、急ぐ必要は全くありませんでした)
壁にかかっていた聖人たちの板絵です。
村の中心の広場にやってきました。
広場から今通って来た道です。
こちらは広場の出口に当たる道です。
小さな広場に隣接して建つ二つの教会があります。
1790年創建の村で最も大きな教会であるサン・ニコラ―オ教会です。ガイドブック「最も美しい村」に書いてあった表現をそのまま利用しました。「最も大きな教会」であることは確かですが、村には二つしか教会が無いので、その表現はどうでしょうか?
1654年創建のサンティ・ファビアーノ・エ・セバスティアーノ教会です。ファサード前にベンチが置かれていますが、これは観光客用でしょうか?
時刻は午前11時過ぎ、普通なら教会が開いている時間帯ですが、二つとも閉まっていました。
先を急ぎました。
板塀に可愛らしい板絵がありました。
17世紀頃の家並みです。
聞こえるのは鳥とセミの鳴き声だけです。
本当に静かです。
13世紀のPortiolaとありますが、Portiolaの意味が分かりません。
人の話し声も聞こえません。
人の話し声はおろか、人の気配がありません。
このベンチも観光客用でしょうか?
ジャーン、道は行き止まり!
これには困りました。
バールくらいはあるだろう、そこで冷凍パスタくらいは出してくれるだろうと思っていましたが、甘い読みでした。村には店が一軒もないし、人の気配がないのです。
今から走って山道を下っても11時半の列車に間に合わないし、次の列車(13時半)まで、どうやって過ごしたら良いのでしょう。
(つづく)
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