昨日、アレッツォでにょん太さんご夫妻と無事合流できました。これから2週間、トスカーナ各地をご一緒します。
少し雲が出てきましたが、それでも暑くもなく寒くもなくの絶好の観光日和に恵まれました。

ローマ歌劇場の団員解雇のニュースが出ていましたが、イタリアの文化支援に対する経費削減が厳しいようです。
にょん太さんからお聞きしたのですが、マルケやウンブリアの市立博物館・美術館は経費削減のため、ほとんどが週末だけや日曜のみの開館にするところが多くなりつつあるとの事でした。酷い場合には修復と称して暫く閉館継続するところもあるそうです。

そう言えば、ヴィテルボ市立美術館ですが、修復のため休館との張り紙がありましたが、工事をしている様子は皆無でした。
実は、この点について、私はずっと懸念していました。だって、行けば大体入館者が私一人のことが多かったですから。入館者が少ない＝経費削減の対象＝平日休館or恒久的休館、ですよね。

昨日、にょん太さんご夫妻、我々夫婦の4人で行った国立美術館にしても、我々の入館中に他の入館者を見かけませんでした。サン・フランチェスコ教会は賑わっていましたが・・・　それにしても入館料が高くなりました。経費削減の折、受益者負担が増えるのは仕方がありませんが、あまり値上げすると更なる入館者減に結び付くので、その辺の兼ね合いが難しいと思います。