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独断と偏見で楽しむイタリア芸術

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  • from: シニョレッリさん

    2014/12/04 15:08:08

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    美術館・教会巡り(345) モンセリーチェ旧大聖堂

    今回は、モンセリーチェの大聖堂だったサンタ・ジュスティーナ教会です。

    カステッロ下の道の先にある教会です。

    6世紀頃、既にこの地に初期キリスト教会の存在を示す記録が残されています。

    13世紀前半、カステッロの整備拡充を指示したフェデリーコ2世は、この地にあった初期キリスト教会を取り壊し、その上に新しい教会の建設を命じました。

    フェデリーコ2世の存命中には教会は完成せず、その死の6年後の1256年に完成したロマネスク様式の建物が今の姿の原型と言われています。
    ファサード前のポータルは15世紀に増築されました。

    後陣と鐘楼はゴシック的な装飾が認められてます。

    1960年、新大聖堂の奉献が行われ迄の間、この教会に司教座が置かれていました。

    入口扉上ルネッタに描かれた「聖母子と聖サビーノと聖女ジュスティーナ」のフレスコ画です。
    聖サビーノはモンセリーチェの守護聖人です。

    単廊式、ロマネスク様式の簡素な内部です。

    左右の側壁に礼拝堂がありません。

    左側壁です。

    祭壇と後陣です。

    後陣の壁一面にフレスコ画がありましたが、大部分が落剝してしまい、ごく一部しか残っていません。

    後陣に残っているフレスコ画

    後陣のフレスコ画は14世紀前半にヴェネツィア派画家によって描かれたそうです。

    祭壇画は、15世紀のヴェネツィア派画家によって描かれた「サンタ・ジュスティーナの多翼祭壇画」です。

    ピンボケで申し訳ありませんが、祭壇に向かって左にある礼拝堂の「ウミルタの聖母」です。15世紀のヴェネツィア派画家の制作です。

    祭壇に向かって右の礼拝堂にあるのは、15世紀のヴェネツィア派画家による「聖サビーノ」です。
    以上3点の作品が旧大聖堂の見所だと思います。

    左右の側壁とファサード裏の壁に何点かの祭壇画が掲げられてます。

    これらの殆どは17-18世紀にヴェネツィア派の画家たちによって制作されたものです。

    制作者名が分からないのが残念です。


    ロマネスク様式の教会には、バロック絵画は場違いな感じが否めません。


    この他にあと10点ほどの作品がありますが、紹介はこの位にして終わりましょう。

    祭壇前から入口方向を見たところです。

    もう一度、祭壇を見てから教会を後にしました。
    中々見応えがある教会です。

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