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from: シニョレッリさん
2015年02月11日 09時59分32秒
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美術館・教会巡り(368) ロヴィーゴ、サンタ・マリア・デル・ソッコルソ教会
ロヴィーゴの主な見どころと言えば、必ず上がるのがこの教会です。ラ・ロトンダとも言われてます。
教会は9月20日広場に面して建ってます。
1515年の記録に、この地に教会の存在が記されており、それが前身です。
16世紀第4四半世紀にロヴィーゴに大きな被害を齎したペスト禍からの回復と奇跡に奉献するために、この地にあった古い教会を取り壊して新しい教会を建てることが決まりました。
ヴェネツィア共和国で活躍していたエンジニア兼建築家だったFarancesco Zamberian(バッサーノ・デル・グラッパ1529-1606)の設計によって、1594年10月13日に工事が着工されました。
フランチェスコはパッラーディオの友人でもあり協力者だった人です。工事着工から数年後、フランチェスコは病気になり加齢もあって建設工事から離れてしまいましたが、それでも工事が進んで1605年に完了しました。
ところが八角形の屋根に構造上の欠陥が発見され、1606年に屋根が取り壊され、1622年に屋根が完成しました。
その屋根を支える、八角形の部分にも更に補強が必要と言うことで、最終的に建設工事が完了したのは1678年だそうです。
高さ57mの鐘楼は修復工事中でした。
鐘楼はヴェネツィア共和国のお抱え建築家兼彫刻家のBaldassare Longhena(Venezia 1596-1682)によって設計されました。
柱廊が八角形の教会本体を取り囲んでいます。
八角形の壁にあります。
祭壇です。
祭壇に向かって左側
祭壇に向かって右側
採光の窓を除いて、壁という壁全部は絵画と彫刻によって埋め尽くされています。
八角形の天井も絵画によって装飾されてます。
礼拝堂はありません。
ここに入ると数々の作品で圧倒されます。
この「聖母子」だけが作者不明です。
絵画はすべてキャンバス画です。
全ての作品は、このように番号が付けられ画題、制作者名、制作年が記されています。
全部を見るのが大変です。
様々なサイズのキャンバスが使用されてますが、基本サイズは縦360㎝、横430㎝となってます。
これらは全てヴェネツィア派画家・彫刻家による作品です。
有名な制作者の名前を挙げれば、フランチェスコ・マッフェイ、ピエトロ・リベリ、ピエトロ・リッチ、アンドレア・チェレスティ、ピエトロ・デッラ・ヴェッキア、アントニオ・ザンキ、ジョヴァンニ・ブルネッリなどでしょうか。
1639年から1675年にかけて制作されましたが、1650年頃の作品が最も多いと思います。
聖歌隊席
全作品の写真を撮りましたが、疲れました。
ここでは作品個別の紹介をしないことにします。
この教会を訪れるだけでロヴィーゴに行く価値が十分あると思います。
「さながら美術館のような教会」は正しくここだと思います。
首が痛くなります。
必ず開いている教会です。
満足感一杯で教会を後にしました。
コメント: 全1件
from: にょん太さん
2015年02月12日 17時54分49秒
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シニョレッリさん、
この八角形の教会に行くようになれば、美術ファンとして自慢して良いでしょう。
しかし、ロヴィーゴは日本人に人気がありません。フランス人、ドイツ人、アメリカ人などの観光客をみかけますが、それと対照的な我々日本人。印象派とかけ離れた作品ばかりだから?
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