サークルで活動するには参加が必要です。
「サークルに参加する」ボタンをクリックしてください。
※参加を制限しているサークルもあります。
-
from: シニョレッリさん
2015年07月28日 09時55分10秒
icon
美術館・教会巡り(404) レッジョ・ネッレミリア、サンティ・ピエトロ・エ・プロスぺロ教会
エミリア街道です。
街道に面して建っています。
1140年に、この地に建てられたサン・ピエトロ教会が前身です。
1513年、ベネデット会によって教会に併設する形で修道院の建設が決まりましたが、それを機に教会も建て替えられることになりました。
1586年に創建され、1782年に完成したバロック様式の再建された建物が現在の教会の姿という訳です。
1629年に建てられたクーポラです。
反宗教改革を意識して、サン・ピエトロ大聖堂のクーポラを模したそうです。
修道院の外壁に描かれた「聖母子」
制作者など詳細不明です。
単廊式、バロック様式の内部はかなり広いです。
左右の側壁に礼拝堂が設けられてます。
右側壁です。
身廊天井のフレスコ画は、ルーカ・フェッラーリ(グイド・レーニの弟子)によって1640年頃に描かれました。
暗くてよく見えませんでした。
主祭壇
後陣のフレスコ画(作者不詳)
クーポラ
反宗教改革を意識して建てられた教会なので、祭壇画は当時名の通った画家たちによって制作されてます。
これは、カミッロ・ガヴァッセッティの「聖ジュリアと聖クリストフォロの殉教」(1623)
パオロ・エミーリオ・ベセンツィ(1608‐1656)の「聖プラチードと聖フラーヴィアの殉教」(1649‐1650)
トンマーゾ・オッターヴィ(1814‐1909)の「聖ジャコモ・マッジョーレの殉教」(19世紀後半)
ピエトロ・デサーニ(1595‐1657)の「聖グレゴリオ・マーニョに顕現する聖母子」(1630c)
アレッサンドロ・ティアリーニ(1577‐1668)の「聖バルバラの殉教」(1625)
17世紀のエミリアの画家に拠る「聖母と聖シモーネと聖ルチアと聖カルロ・ボッロメオと聖フランチェスコ」
作者不明の「磔刑」
フランチェスコ・マリア・コデルッピの「聖母子と聖ベネデットと聖プロスぺロ」(1593)
サッソフェッラート作品の複製画
ジローラモ・マッサリーニ(1626‐1700)の「聖ジュゼッペの変容」
ルーカ・フェッラーリの「キリストの洗礼」(1649)
ルーカ・フェッラーリの「カナの晩餐」(1649)
セバスティアーノ・ベルチェッレージ(1603‐1657)の「聖マウロの奇跡」(1644c)
(おわり)
コメント: 全0件