ぐら姐さん、

カプリ島は、グッチで着飾ったご婦人やエルメネジルド・ゼニアで身を固めた紳士が、例えボラれているのに気付きながらも、それをオクビにも出さず鷹揚に構えて綺麗に支払う、そう言ったパトロンらしく振る舞う方々向きですね。

地元は夏場だけで1年を過ごす方々ばかりなので、シーズンオフに行くのは、ホテルやリストランテ等の休業率が高いのが難点と言えば難点かも知れません。

行くのが結構大変なわりには、イタリア初心者向けの現地6泊のツアーでカプリ島、しかも、あの青の洞窟が含まれていることには、ただただ驚くばかりです。

シニョレッリさん、

私も、カプリはもうけっこう、と思っているのですが、
でも、いつかオフシーズンの天気のいい日に行くかもしれません。

私の初カプリは、’９４年の地中海クルーズでナポリに寄港したときの
エクスカーションツアーでのことでした。
イタリアの船の団体様なので、
時間のかかる青の洞窟には行かず、
その代わりにハドリアヌス帝のヴィッラやアナカプリに行きました。
なんて美しい島なのでしょう、と思ったものです。

その数年後にナポリから日帰りで出かけて、
青の洞窟に入りました。
それほど酷くは待たなかったので嫌な印象は残っていません。

その後、ナポリからアマルフィに行くために、カプリ経由で行くなど、
２～３回立ち寄りましたが、
そのときは、いつもすごい数の観光客で溢れ、
飲食店も土産物屋もどうでもいいようなところが高いし、
もううんざり。

私の知人のお金持ちの方が、
カプリに滞在したのですが、宿の人に青の洞窟の船を手配してやると言われ、
勝手に島を一周する船にされてしまい、
とんでもない金額を請求された話を聞いて、
ますますうんざり、と思っています。

それでも、オフシーズンなら、ちょっと違うのでは？と期待を持ってしまいます。
冬に、ナポリに滞在し、天気予報を見て、
１泊ぐらいでのんびりしに行くのはいいかもしれない、なんて。

最初に訪れたときの印象のせいですね、きっと。
でも、オフシーズンに訪れて、
もういいや、って今度こそそう思いそうな気もしているので、
ほんとは、もう行かない方がいいのかもしれませんね。

cokemomoさん、お早うございます！

コメント、有難うございます。

ローマから日帰りでカプリに行かれたんですか、それは強行軍でしたね、頭が下がります。

カプリと言うと青の洞窟が観光の目玉となってますが、カプリは青の洞窟だけではなく、他にも観光名所が幾つかあります。
青の洞窟はシーズンオフで入れないことが多いですが、閑散期の冬に行って青の洞窟以外を楽しむのも一興だと思います。

私もハドリアヌス帝が大好きです。
ティヴォリは、ローマから比較的容易に行けるので、これからも行く機会は何度でもあると思います。
彼の治世や業績は勿論のこと、彼の私生活に興味があります。


二つともヴィッラ・アドリアーノにあります。

nasakuraさん、お早うございます！

カプリが人気を集めているのは分かりますが、コスパが悪いので、相当なお金持ち、又は、行くべき所に大体行ってしまって、主な観光地でこれまで行ったことがなくて残っているのはカプリ、余暇時間が十分あり過ぎて暇つぶしに困っている、そういった人たち向きの観光地だと思います。

コスパを比較すれば、
フェッラーラ＝モデナ＝ルッカ＞チェルタルド＝モンタルチーノ＞カプリでしょうね。

シニョレッリさん、みなさま、こんばんは。

ずっと雨続きで困ってしまいますが、困るくらいですんでいるので不平を言ってはいけないと思ってしまった今日でした。

カプリ島、2009年に「やはり一度は青の洞窟を見てみたい」とローマから日帰りのツアーで行ってきました。洞窟の中の数分のために早朝から夜遅くまでを費やしたわけで、なんとも・・・でした。

nasakuraさん、
＞船上でずいぶん待つ
本当にそうでした。１時間では済まなかったと思います。あまりの待ち時間に船頭さんが気を使ってか別の洞窟のようなところなどあちこち船を走らせてくれましたっけ。予定されていた自由時間の大半は、青の洞窟待機に費やす羽目になり、船酔いで涙目の方もいらっしゃいました。
ダンナさんは自由時間でティベリウス帝のヴィラに行きたかったようですが、とてもとても。

幸い青の洞窟には入れました。確かに幻想的で美しいもので一見の価値ありと思いましたが、その後すみやかに「アデューの箱」に入れてしまいました。

シニョレッリさん、「ローマ人の物語」での知識しかありませんが、私もティベリウス帝にとてもひかれます。クールで切れ者で淡々とすべきことを成すといった印象。
あの時に日帰りでなくちゃんと一泊してヴィラにも行っておけば、カプリ島そのものを「アデューの箱」に入れてしまえたのに。
ティベリウス帝の分だけ未練が残ってます。

誰も何の興味もないと思うのですが、ダンナさんはハドリアヌス帝が一番好きだそうです。だから一日を青の洞窟に費やしてハドリアヌス帝のヴィラをカットした私を、少し恨んでいるようです。あはは・・・



青の洞窟に入るのを待つ人々。小舟に乗るまでが長い長い・・・

シニョレッリさん

カプリについての記事、アルベロベッロに続きほっとしました。
というのも私はカプリに行ってないのですが、
同じような印象を持っていたからです。

こうして写真を見るととてもきれいな海の色です。
けれども有名な青の洞窟に行くには船上でずいぶん待つみたいだし、
行っても「波が高い」などの理由で「残念でした、引き返します」となるわけで‥
そこまでして（かなりの時間を有する）行く価値あるのかな？とずっと思ってました。
はじめてここまではっきりした意見に出合えてほっとしたわけです。
時間だけでなくお金もヴェネチアを超えるとは‥
イタリアには他にも綺麗な海や光景がたくさんあるので
納得の上で行かずにすませることができそうです。

「絶対に行かない」の3回目は、カプリです。

ローマ皇帝の中でティベリウスが最も好きなんです。

ニヒルで頭が切れ、にべもない所が良いですね。

ここに隠棲しながらも立派に統治した、凄い皇帝だと思います。

ただ、ここに行くのはコストパフォーマンスが悪いですね。お金の価値と言う点では、あのヴェネツィアよりもカプリの方が悪徳ですね。お札の減り具合が半端ではありません。

ここの人たちは、1年の稼ぎを夏場だけで得ているんですよ。

ぐら姐さん、こんにちわ！

駅は、モンバルドーネ村内にありますが、駅から城壁に行くには、坂道を20－25分ほど上る必要があります。往復で40分かかるとふめば、城壁内の散策に1時間強、トータルで2時間以上無いと相当忙しい遠足になるでしょう。

リストランテと言うのは、多分、ここだと思いますが、営業しているようには見えませんでした。

人口が224人ですから、他の街からの客をあてにしないと営業的に成り立たないと思います。

でもVia Romaって、こんなに狭い道なんです。

nasakuraさん、お早うございます！

コメント、有難うございます。

城壁に向かうには、駅から一旦踏切を渡ってから、最も左の道を上ります。

駅から道なりに進むと橋に出ます。その橋の上から眺めると、川向うにモンバルドーネの村落（主に教会とカステッロの一部ですが）が見えます。

ご質問の場所ですが、その橋の上から撮った写真です。

nasakuraさん、

なるほど。
2時間強なら、なんとかなりそうではあります。
駅の場所が、google mapでは分からないので、Michelin mapで確認しました。
とりあえずまちの中にあります。
google mapで見ると、なんとリストランテが1軒！
しかも写真が4枚、口コミ１件あり。
口コミには、「値段は高いけど、それだけの価値がある」なんて書いてあると、
行きたくなってしまうではありませんか！
だけどだけど、営業時間を見て、がっかり・・・
夜のみ、しかも２０時から。
宿がないのに、こんなところで食事してどこに泊まるんだ？
って、日本人的発想ですよね。
車で行って、ヴィーノを飲んでも、また車に乗って帰る人たちですもの・・・
食べるのはあきらめて、１時間強滞在で考えることにします。

ぐら姐さん

たとえば
Acqui Terme13:24 → 13:54Mombaldone
Mombaldone15:13 → 15:36Acqui Terme
これなら、小遠足は2時間ちょっと。

私はイタリアでのカルチョ観戦ではずうっと席にいるようにしており、
それでも大丈夫ですので、2時間くらいなら可能とふんだわけです。
シニョレッリさん情報により、万が一のときは役所という手も。

とにかくシニョレッリさんの一枚目、とってもすてきに撮れています。
素敵な村、選ばれるのも納得です。
ひとけの無い村ということからもこの風景だけ見られればOKなくらいですね。

nasakuraさん、

私も１枚目の写真はとても好みです。
でもねえ・・・バールもないとなると、
どんなにいい季節でも、飲み食いもせずとも、
やはりトイレ無しというのは二の足を踏んでしまう私です。
来年夏は、ピエモンテに行こうかと思っているのですけれど。

アックイは、とても好きなまちです。
美味しいお店があるので、なおさらです。

シニョレッリさん

貴重な「美しい村」情報ありがとうございます。
一枚目の写真は、かなり私の好みです。
どこから撮ったのでしょうか？駅を降りてすぐですか？

さて、情報から個人旅行者でも行きやすいと推察、
くだんの件は寒くなく暑くもない春のよい時期に行き、
飲み食いをせず滞在時間を短くすればなんとかなりそうに思います。

問題は電車の数ですが、１時間に１本くらいあればよいのですけど。
（と、ここで調べたら、近くのテルメ：Acqui Terme から20分ほどです。
ここから小遠足すればいいので、泊まるまちもこれで決まりました。
そこまで具体的に考えるほど、ご紹介のおかげで気に入ってしまいました。

「絶対に行かない」の2回目は、モンバルドーネです。

モンバルドーネ Mombaldoneは、人口がたった224人のピエモンテ州アスティ県にある小さなコムーネです。

「イタリアの最も美しい村」にリストアップされてますが、鉄道駅があるので、簡単に行けます。
（写真は村役場です）

村の入り口となっているPorta di Ingresso al Borgoです。特別な名称はなく、当たり前の門の名前ですね。
13世紀に構築された城壁に今でも囲まれてます。

村の中心である広場に面して2つの教会が建ってます。（閉まってます）

13世紀に建てられたカステッロは、17世紀のスペインとの戦いで殆ど崩壊されて、今はご覧のように一部だけが残ってます。

近代化に取り残された村は、今でも完全に中世のままです。

行くこと自体は楽しいのですが、問題は村にバールもないし、もちろん食べる所はなく、さらにトイレがないことです。どうしても我慢できなければ、村役場に行ってトイレを借りるしかありません。（貸してくれるかな）
村を歩いていても人の気配がありません、その上、不気味な感じがするところが沢山あります。
私は立小便をして何とか切り抜けました。

ぐら姐さん、

再度のコメント、有難うございます。

日本人は、世界遺産が大好きだと思いますが、例えば、パエストゥームとかヴァルカモニカなどに行くと、日本人を見たことがありません。

何が何でもアルベロベッロ、何が何でもチンクエテッレと言うのは、歴史ある、少し骨がありそうで、とっつき難い所は避けて、チョット見た目に面白そうなところを優先させたいというのが日本人の性で、そこから来るんでしょうね。

でも短いションベン旅行の人たちに限って、意外にもアルベロベッロやチンクエテッレに行きたがりますね。非常に面白いと思います。
「ションベン旅行」とは、私の友人の某有名旅行会社元役員のセリフでして、犬が散歩の際、自分の臭いを着けるためにあちこちの電信柱にオシッコをしますが、同じように短期間にただひたすら出来るだけ多くの場所に行きたい、そう言った旅行形態のことを指します。

気の合った友人との旅行は本当に楽しいです。
にょん太さんと時々ご一緒しますが、好みが同じことに加えて、教えられることばかりで言うことなしですが、一般論として男性二人の旅行はホモと誤解されることがあるのが欧米社会なので、その辺に非常に気を使います。

シニョレッリさん、

うんざり感をご理解いただきありがとうございます。

自分が一度行って、もう行かなくてもいいやと思っているところでも、
友人が見たいだろうなあと思うと、つきあってあげようと思っちゃうのです。

友だちと一緒に出かけることは、楽しいこともあるので、
いつも一人旅でなくてもかまわないのですが、
美術鑑賞など、自分が見たい、したいと思っていて、
かつ友人はそれに興味がないとなったら、一人旅のときに回します。

夏の旅行は、１０日～２週間は友人たちと一緒なのですが、
もう２０数年来のつきあいなので、気心は知れていますし、
夏の海辺のまちで一人滞在したいとは思わないので、
海辺の暮らしを一緒に楽しめる友人たちがいることはありがたいと思っています。

それはさておき、
アルベロベッロに行きたい人がこれほどまでに多いのは、
「世界遺産」に指定されているからというのもあるのではないでしょうか。
世界遺産は、イタリアには山ほどあって、
何もアルベロベッロでなくてもよさそうなものですが、
見た目の特異さが、人を引きつけることもあるかもしれません。
特に女性は「カワイイ～」と思うと、行って、
私がそこにいる写真を撮りたい！とかになるのかも。
まあ、「一度見ぬ馬鹿、二度見る馬鹿」の口でしょう。

イタリアの交通事情を知らず、「南イタリア」をひとくくりに考えてしまうことも、
行きたい、と気軽に考えてしまうのではないでしょうか。

私は、チンクエテッレについても似たようなことを感じます。
チンクエテッレは、その美しさから世界遺産になったわけではないのに、
勘違いしている人たちがいるのでは、と。
（でもチンクエテッレに２度といきたくないとは思いませんけれど）

何が何でも、アルベロベッロ、何が何でもチンクエテッレと、
短い日程に無理やり詰め込んで見に行くところではないと思うのです。

すみません、冗長な書き込みになってしまいました。お許しを。

ぐら姐さん、

お付き合いなどで行きたくないアルベロベッロに、更に3，4回も行かれて、さぞやうんざりされたことでしょう、お察しします

自分を殺しながら人と付き合うのは、現役時代は兎も角、引退した今となっては御免蒙りたいので、このところ一人旅が多くなってる私です。

マテーラは行く価値ありと思いますが、アルベロベッロにどうしても行きたい人が結構多いのは何故なんでしょうか。

nasakuraさん、こんにちわ！

コメント、有難うございます。

旅の相談サイトを眺めていると、万難を排してでもアルベロベッロに行きたい人が多いのですが、土産物屋ばかりという、ああいった雰囲気が好きなんでしょうね。

今から50年近く前になりますか、夏を清里で過ごしたことがあって、暑さを逃れて鄙びた田舎と八ヶ岳の絶景で良い時を過ごしたのですが、その時が懐かしく15年ほど前に再訪したら、余りもの変容振りに呆れ、もう二度と行かないと思いました。
アルベロベッロが好きな日本人は、何処か、清里に代表されるような村の変容に相通じるものがあると思います。

周りの建物にマッチした、1926－27年に建設されたトゥルッリ風のサンタントニオ教会には、ある種の意図を感じて興醒めです。20世紀の教会ならば、もっと斬新な建物だった方が、それはそれで良かったと思います。

マテーラについては全く同感です。

シニョレッリさん、nasakuraさん、

アルベロベッロは、私も初めて訪れたときに、もう結構です、と思いました。
それなのに、マキさんのところに友人と行った時に付き合いで、とか
チェリエ・メッサーピカからマキさんのところに行くのに、
合流場所としてここを指定されたりして、
行きたくもないのに、多分３、４回行ってしまっています。
ここは、早朝散歩をしたいとも、夕方のまちを歩きを楽しみたいとも
全く思わないまちですね。

私も、マテーラは、また行きたいまちです。

シニョレッリさん

力強いお言葉、あいがとうございます
シニョレッリさんと同じだとなんだか免許皆伝のように嬉しくなるんですよね。
‥というのも、私も行く前からaddioの箱（cokemomoさんの真似）に入れてます。
なんだかつくられたような街の気がして‥だめなんですよね。
私はどうも”つくられ感”をびしびし感じるものは苦手みたいです。

近くのマテーラは好きです。
”わびさび感”があるように思います。
マテーラは何度いっても、夜の明かりにぼうっと浮かび上がる白い姿に感動します。
ここはぜひ夜を過ごしてほしい、泊まってほしいまちです。

※マテーラの明かりはまちでアンティークで揃えたそうでとても綺麗なのです