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from: シニョレッリさん
2015年10月12日 08時30分47秒
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町歩き(106) サンティア
サンティア Santhiaは、人口約9300人のピエモンテ州ヴェルチェッリ県にあるコムーネです。
ミラノ~トリノ間を結ぶ鉄道幹線上にあるので、行き易い町です。高速列車は停車しませんがRVが停車します。
綺麗な駅舎です。
最近は鉄道で行けるコムーネに行くことが多くなりました。バスで行くところは、バスの運行に不安があるので、なるべく避けるようにしてます。特に学校が休みの日は、日中のバスが大幅減便になりますが、学校が休みとなる日が分からないので、困ります。
例えば、先生方がストライキを行うと学校が休みになりますが、私には先生方のスト決行予定日を予め知る手立てがありません。先生スト=学校臨時休校=バス大幅減便 先生のストって、意外に多いんですよ、イタリアでは。
駅からチェントロに向かう道です。
RVが停車するコムーネにはなるべく行っておきたい。その単純な思いが、この町に行かせることになりました。
この町に来たのは、これが初めてです。
ネットで調べたところ、主な見どころはカステッロと参事会教会の2つのようです。Museo Civicoはありません。
駅からチェントロまで徒歩で10分くらいでしょう。
この道を真っ直ぐ進めば、チェントロです。
でも違う道を進むことにしました。
回り道になりますが、違う道を幾つか歩くことによって、その町の理解が深まるような気がします。
止せば良いのに、敢えてメインの通りを避けることによって、道に迷ったことが何度もあります。
ちょっと道に迷ったような・・・
この時は地図を持っていませんでしたが、方角的に、この道を何処かで左折すればチェントロに行けると踏んでいました。
古めかしい家の壁にありました。
車が次々と左折するので、私の考えが正しいようです。
もう少し進めばよいようです。
ところで、これからアメリカに向けて出発します。
仕事では、数えたことはありませんが少なくても100回以上行ったアメリカですが、プライベートで行くのは今回が初めてです。
美術品を除いて、食事、建造物、歴史など私の心をときめかせるものがありません。
19-20世紀、アメリカは繁栄の極みを謳歌しましたが、カネのある所に美術品の傑作が集結するのは厳然たる事実です。イタリア美術の傑作もその例外ではありません。
ということで、アメリカに行くのはアメリカにあるイタリア芸術の至宝を鑑賞するためです。
西海岸からフォートワース、カンザス・シティ、クリーヴランド、ハートフォードなどを経由してボストン、ニューヨークなどを回ります。移動ばかりに時間がかかり、身体的にきつい旅になりますが、今やっておかないと一生行けなくなる可能性があります。
例年10月はイタリアに行くことにしてますが、今年の旅行は今回のアメリカで終わりです。
更新は出来るだけ毎日やることにしてます。
では、行ってきます。
ここを左折すれば良いようです。
(つづく)
コメント: 全4件
from: シニョレッリさん
2015年11月02日 15時46分55秒
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町歩き(106) サンティア (その3)
18世紀に再建されたサンティッシモ・トリニータ教会です。
創建時の14世紀に建てられた鐘楼が今でも健在です。
寄り道は程々にして、カステッロに向かいました。
小さな町なので、直ぐに町外れに出ました。
麦秋の向こうに見えたカステッロです。普段は非公開となっています。
今度は美術館です。
このような小さな町でも市立美術館があるのがイタリアです。
グーグルマップに拠れば、黄色の建物が美術館のようです。
コリント式の柱で有名なティバルディ館です。
あらら、困りました。現代美術館のようです。
近代や現代の作品は苦手なのでパスしました。
元に戻ってきました。
ミサが終わった頃なので、参事会教会に行って拝観することにしました。
(つづく)
from: シニョレッリさん
2015年10月26日 09時42分04秒
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町歩き(106) サンティア (その2)
黄色の門を潜ったところにあるリストランテは、味、量、値段の三拍子揃った名店です。期待しないで食べた昼食は、良い意味での見事な期待外れで、大いに得をしたと思いました。
Corso Nuova Italia
町の中心であるローマ広場を目指しましたが、そこはもう直ぐです。
ちょっと寄り道。
面白ろそうな建物が見つからないので、直ぐに元の道に戻りました。
ローマ広場が見えてきましたが、がっかりです。
ローマ広場です。
Palazzo Comunaleは修復工事で立ち入り禁止でした。フレスコ画がある一室が美術館になっているし、そこに観光案内所があるのです。
役場の臨時移転先が看板に出ていましたが、臨時役場はちょっと遠くなので、観光案内所で地図を貰うのを諦めました。
町役場の斜め向かいに参事会教会があります。
サンタガタ・エ・パオロ参事会教会です。
逆光で写りが悪い!
鐘楼は、12世紀の創建時代のものです。
ミサの真っ最中だったので、拝観を後回しにしました。
カステッロに向かいました。
古い建物があまりないようです。
人通りがあまりなく閑散としていました。
何か由緒ありそうな建物ですが、不明です。
この道の1㎞先にカステッロがあります。
高い鐘楼が見えたので、又もや寄り道です。
(つづく)
from: シニョレッリさん
2015年11月04日 16時17分21秒
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町歩き(106) サンティア (その4 最終回)
それにしても、平日の午前11時頃にも拘らず閑散としてました。地方の小さな町って、こんなもの?
16世紀に建てられたヴェスターリ邸です。
黄色の建物にフレスコ画を発見!
現代の作品の様で、少々ガックリ
再びサンタガタ参事会教会にやってきました。
後陣と鐘楼
ミサは終わっていて、ゆっくりと拝観できました。
お目当ての作品を観ることが出来ました。
ジローラモ・ジョヴェノーネの「サンティアの多翼祭壇画」(1531)
創建時のクリプタは施錠されていました。
あまり有名とは言いかねる小さな町にジョヴェノーネの代表作があるのが、イタリアなんですね。だから、丹念に足を運ぶ必要があるという訳です。
この先に小さな教会がありました。
立派な鐘楼がありますが、教会名が分かりません。
街角のフレスコ画
昼食時となったので、何処か、食べる所を探しました。
閑散としていたので、リストランテが開いているか不安でしたが、幸いにも最初に見つけた店がやっていました。
昼食後、ノヴァーラに向かいました。
(おわり)
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